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ベテラン勢の放出を目論むユベントスにローマとバイエルンから「選手獲得」との “悪い知らせ” が届く

 余剰戦力を抱えるユベントスは「高給取りのベテラン勢を放出したい」という思惑があります。ただ、該当選手の有力移籍先と見られているチームが選手を補強したことで放出がさらに難しい状況になっています。

画像:コリエレ・デッロ・スポルトの一面(2019年8月17日付)
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■ イグアインのローマ行き

 まず、熱烈なラブコールを受けていたイグアイン選手のローマ行きは完全に潰えました。なぜなら、ローマが CF のジェコ選手との契約を2022年まで延長したからです。

 ローマはイグアイン選手を CF に据えることを『プランA』としていましたが、イグアイン選手が加入を固辞したことで方針を転換。ジェコ選手を主力 CF とする決断を下し、選手とも契約延長に合意しました。

 これにより、イグアイン選手のローマ行きは完全に消滅。また、ローマが CF の補強市場から撤退したことでイカルディ選手絡みのトレードにも影響が出ることが予想されます。

 

■ マンジュキッチのバイエルン復帰

 バイエルンはマンジュキッチ選手と同胞のコバチ監督が率いており、FW 陣の迫力不足が問題点と指摘されています。ですから、「マンジュキッチ選手を獲得するのではないか」との噂が出ていました。

 しかし、FW でも求めているのは「 “ロベリー” が抜けたウィンガー」です。実際にペリシッチ選手を獲得し、コウチーニョ選手も買い取りオプション付きのローンで獲得したと発表されています。

 したがって、バイエルンがマンジュキッチ選手を獲得する必要性はかなり低下しました。

 そもそもレバンドフスキ選手が「絶対的な CF」として君臨しているのですから、マンジュキッチ選手の獲得に執着する必要はありません。こちらは「噂の信憑性が疑われるレベル」と言えるでしょう。

 

■ マテュイディのモナコ移籍

 また、プレシーズンでサッリ監督のスタイルに合っていないことが明白になったマテュイディ選手にはモナコ移籍の噂が出ていました。

 しかし、これは選手が移籍に消極的であるとレキップ紙が報じており、放出は暗礁に乗り上げている状況です。モナコとしては「チェルシーで戦力外となっているバカヨコ選手を期限付き移籍で獲得」が合理的という事情があります。

 バカヨコ選手は「元モナコ」ですから、チームへの適応はスムーズです。その上、ローン移籍での獲得ができる可能性があり、ユベントスが完全移籍での放出を求めるマテュイディ選手よりも「移籍金が安価」という強みもあるのです。

 そのため、サッリ監督の下では戦力として計算できないマテュイディ選手の放出も難しさを増したと言わざるを得ないでしょう。

 

 “損切り” が必要になりつつある状況でユベントスのフロント陣がどのように立ち振る舞うのかに注目です。