『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスのパラティーチ CFO がモナコの関係者と会っていたとのことです。ユベントスは選手放出が不可避となっており、売り込みを行った可能性が高いと言えるでしょう。
ユベントスは8月13日時点でトップチーム登録の選手を28選手を抱えています。チャンピオンズリーグではクラブ内育成選手が1人しか擁していないため、登録可能選手の上限は22名です。
したがって、6選手を登録外にすることは不可避な状況です。だから、選手を獲得するための資金力を持つモナコに売り込みをかけていると言えるでしょう。
パラティーチ CFO が売り込みをかけたと報じられているのはルガーニ、マテュイディ、マンジュキッチの3選手です。これらの選手を適正価格で売却できれば、選手削減の目標は達成できるため、モナコが獲得に乗り出すかがポイントです。
- モナコに売り込みがかけられた選手:
- ルガーニ、マテュイディ、マンジュキッチ
- CL の登録外が濃厚な選手:
- ペリン: 第4GK だから
- ペッレグリーニ: カリアリへの期限付き移籍が濃厚
- ピアツァ: 前十字靭帯からの復帰直後で計算が難しい
まず、ユベントスは「CL の登録外となることが確定的な選手が既に3名」います。したがって、「それ以外に3選手を外す(≒ 売却する)こと」が経営陣の課題なのです。
モナコはマテュイディ選手への興味を示していると報じられていますが、ユベントスとしては「マテュイディ選手の他にも獲得して欲しい」との思惑があるため、パラティーチ CFO が売り込みをかけていると考えられます。
ただ、問題点は「モナコが低迷を抜け出せていないこと」です。昨季はリーグ17位と低迷し、今季は開幕節でリヨンに 0-3 の大敗を喫しています。
チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグへの出場もないことから、選手側が移籍に難色を示す可能性は十分にあり得るでしょう。ユベントスのフロント陣の思惑どおりに事が進むのかに注目です。