ユベントスは公式サイト上で2018年1月にジェノアへの期限付き移籍が決定したストゥラーロ選手の買取義務が発生する条件を満たされたため、完全移籍が確定したと発表いたしました。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
トリノ、2019年2月6日 ー ユベントス・フットボールクラブは契約によって提供されていた項目に従い、ジェノア CFC が選手ステファノ・ストゥラーロの登録権の取得義務を負い、今後4年で1650万ユーロを支払うことになったことを報告いたします。
これにより、1290万ユーロのプラスの経済効果が得られることになります。
ストゥラーロ選手の期限付き移籍は「レンタル料:150万ユーロ、買取額:850万ユーロ(3年分割)、ボーナス:800万ユーロ」でジェノアと合意していました。
“一定の条件” が達成されると「買取義務」が発生する契約の形態だったのですが、その条件を満たしたとのこと。1月の移籍市場でジェノアに加入してから「2試合で招集メンバー入り」した段階で買取義務が発生しましたので、これが条件になっていたのでしょう。
なお、インセンティブ分(= 800万ユーロ)の支払いも発生しており、ユベントスの収支にとっては大きなプラスとなっています。
ジェノアとの取引では「レンタル料:500万ユーロ、買取額:700万ユーロ」で期限付き移籍しているファビッリ選手の契約内容が「2年レンタル+買取義務」に変更されています。
ストゥラーロ選手の獲得費用(= 1650万ユーロ)とファビッリ選手の獲得費用(= 1200万ユーロ?)はロメロ選手の保有権売却で元が取れる計算です。ピョンテク選手の売却益はサナブリア選手の買取費に回すことが考えられるため、ジェノアの “錬金術” にも注意する価値はあるでしょう。
夏の移籍市場に向けて打たれていると考えられる布石にも注目です。