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ユベントス、アディダス社との現行契約を今季で打ち切った上で2027年までの新契約締結を公式発表

 ユベントスは公式サイト上でアディダス社との現行のスポンサー契約を今季末で打ち切った上、2019/20 シーズンから8シーズン間の新契約を締結したことを発表いたしました。契約内容の見直しが含まれており、「フロント陣による成果」だと言えるでしょう。

画像:Juventus x adidas
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  • 現行契約:
    • 2015/16 シーズンから開始
    • 契約期間は6シーズン(= 2020/21 シーズンに満了)
    • 固定報酬額:1億3950万ユーロ(= 年間2325万ユーロ)
    • 2018/19 シーズン終了時に打ち切り
  • 新契約:
    • 2019/20 シーズンから開始
    • 契約期間は8シーズン(= 2026/27 シーズンに満了)
    • 固定報酬額:4億800万ユーロ(= 年間5100万ユーロ)
    • 2018年12月31日までに1500万ユーロの追加ボーナスが支払われる
    • 現行契約に記されているインセンティブは新契約が始まるまで有効

 「ロナウド効果」も寄与したことは明らかです。ユベントスとアディダス社との現行契約は6年契約の4シーズン目でした。

 アディダス社は「残り2年の契約を破棄した上、追加ボーナスの支払い」にまで応じているのです。ここまで譲歩を強いられることは極めて異例のことだと言えるでしょう。

 

 ユベントスがアディダス社から「スポンサー料の倍増」を引き出せた理由は3つの要因が大きく寄与したと考えれます。

 1つ目は「ピッチ上の成績」です。ユベントスはアッレグリ監督が就任した 2014/15 シーズン以降、セリエAとコッパ・イタリアはダブルを続けた上、チャンピオンズリーグは2度決勝に進出しています。強豪チームとして地位を確立しており、高額なスポンサー料の要因を作り出すことができているのです。

 2つ目は「チェルシーの前例」です。イングランドの強豪であるチェルシーはアディダス社との契約を結んでいましたが、ユナイテッドが新契約を締結した際に条件見直しが行われず、契約を6年残して破棄したという前例があります。

 しかも、チェルシーが違約金を払って契約を打ち切り、ナイキ社との高額契約を締結したのです。この前例がアディダス社の脳裏をよぎったことでしょう。

 なぜなら、3つ目の理由が「ロナウド選手の加入」だからです。ロナウド選手の加入により、最も高価なオーセンティック・ユニフォームが品切れという事態が起きました。メーカーの収益にも多大な貢献をする選手は “ドル箱” なのですから、交渉に臨まざるを得ない状況にあったと言えるでしょう。

 

 スポンサー契約の見直しという形で大きな収益アップに成功したユベントスがピッチ上での悲願となっているチャンピオンズリーグを手にすることができるのかに注目です。