NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

【採点】 2018/19 セリエA第6節 ユベントス対ボローニャ

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2018/19 セリエA第6節ボローニャ戦はディバラ選手のゴールなどでユベントスが 2-0 で勝利し、リーグ戦開幕6連勝となりました。

画像:得点を決めたディバラとマテュイディ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

PR

 

画像:2018/19 セリエA第6節 ユベントス対ボローニャ
表1:先発メンバー(2018/19 セリエA第6節 ボローニャ戦)
  Juventus
[3-5-2]
Bologna FC
[3-5-2]
GK 22: ペリン 28: スコルプスキ
DF 15: バルザーリ 画像:キャプテン
19: ボヌッチ
4: ベナティア
33: カラブレージ
23: ダニーロ
6: パス
MF 16: クアドラード
30: ベンタンクール
5: ピアニッチ
14: マテュイディ
20: カンセロ
15: ムバイェ
31: ジェマイリ 画像:キャプテン
8: ナギー
11: クレイチー
35: ダイクス
FW 10: ディバラ
7: ロナウド
91: ファルチネッリ
22: デストロ

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。GK にペリン選手を初起用、CB に負傷から復帰したバルザーリ選手を入れ、左 WB にカンセロ選手を回す布陣で試合に臨みます。

 対するボローニャのインザーギ監督も 3-5-2 を選択。ファルチネッリ選手とデストロ選手が2トップを組み、両 WB にムバイェ選手とダイクス選手が担当する陣容で試合を迎えます。

 

 試合は2分に左サイドのカンセロが強烈な枠内シュートを放つ展開で幕を開ける。対するボローニャもサイド攻撃からユベントス・ゴールに迫り、両チームともに攻めの姿勢を見せる。

 スコアが動いたのは11分、ボヌッチの浮き球フィードに反応したディバラがエリア内でボールを首に当てて落とし、これをマテュイディが右足でシュート。シュートはスコルプスキがブロックしたが、跳ね返りをディバラが右足で上手く流し込み、ユベントスが1点を先制する。

 16分にはベンタンクールが自陣深くでスライディングタックルを行い、ボール奪取に成功すると、ここからカウンターを発動。左サイドに開いたディバラに展開し、逆サイドのいたロナウドの足元にクロスが届く。ロナウドがダイレクトでシュート性の折り返しを入れると、走り込んだマテュイディが押し込んでユベントスがリードを2点に広げる。

 一方のボローニャは28分にゴール前の混戦からファルチネッリに決定機が訪れるも、シュートに力強さを欠き、ペリンに難なくキャッチされてしまう。

 後半に入っても、ショートパスでボールを動かし、ユベントスがボローニャ守備陣の隙を伺う時間が続く。60分にはカンセロの強烈なシュートが枠を捉えるも、スコルプスキが横っ飛びセーブで CK に逃れ、3点目とはならない。

 ボローニャは78分にエムレ・ジャンのファールで得たゴール正面やや右からの FK をクレイチーが狙ったが、ペリンがストップ。スコアを動かすことはできない。ユベントスはロナウドが試合終了間際まで得点への貪欲な姿勢を見せたが、3試合連続ゴールは生まれず。

 結局、試合は前半の2得点を守り切ったユベントスが 2-0 で勝利し、開幕からの連勝を6に伸ばした。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は以下のとおりです。

GK: ペリン 6.0
 ユベントスでのデビュー戦で落ち着いたプレーを披露。的確なポジショニングと判断でクリーンシート達成に貢献した。

DF: バルザーリ 6.0
 ぶっつけ本番での起用だったが、持ち前の読みを活かした守備を見せ、ボローニャの攻撃陣を抑え込む。計算できる DF が戦線に復帰したことを印象づけた。

DF: ボヌッチ 6.5
 最終ラインの中央でボールを持ち、前線へのフィードで1点目の起点となる。守備でも力強さを示し、良い面をアピールできた試合となった。

DF: ベナティア 6.0
 鋭い出足でボローニャのポストプレーを妨げ、相手のリズムになることを防ぐ役割を果たす。

WB: クアドラード 6.0
 右サイドでボールを引き出し、攻守に上下動を繰り返すなど高い献身性を示す。ディバラやベンタンクールの動きをサポートし、良い連携も示した。

MF: ベンタンクール 6.0
 広範囲をカバーし、攻守において存在感を発揮した。最適な状況判断を下し続けることでさらに凄みが増すことになるだろう。

MF: ピアニッチ 6.5
 中盤でショートパスのパスワークを機能させ、少ないタッチでボールを動かし続けた。ピッチ上にいるかでチームのプレー内容が大きく変わるだけに負傷と疲労が敵と言えるだろう。

MF: マテュイディ 6.5
 先制点につながるシュートを放ち、自ら追加点を決めるなどチームに大きな貢献を果たした。プレーの質も高く、代えが見当たらない選手となっている。

WB: カンセロ 6.5
 持ち前のキック精度を武器にシュートやクロスでチャンスを演出。守備では良い読みで相手のシュートチャンスを事前に防ぐなど攻守において存在感を発揮。両サイドで戦力となれる才能が備わっていることを示した。

FW: ディバラ 7.0
 先制点に加え、この試合では昨シーズンに見せていた突破力や存在感を発揮。不振を払拭する試合内容を示した。ロナウドとのコンビが機能すれば、さらに結果が付いてくることだろう。

FW: ロナウド 6.0
 ピッチに足を取られたり、ボローニャ守備陣に引っかかったりと “らしくないプレー” が散見された試合だった。それでも、個人技でシュートに持ち込むなど実力は見せつけており、新システムに完全に馴染み切れていなかっただけと思われる。

 

【交代選手など】

MF: エムレ・ジャン 6.0
 64分にピアニッチとの交代で出場。中盤の底に入り、試合を締める役割を担う。対人守備の強さでボローニャの攻撃を弾き返した。

WB: ベルナルデスキ ー
 クアドラードとの交代で71分から出場。左 WB を務め、このポジションでもプレー可能であることを証明。戦術的に幅を持たせられる選手であることを示した。

DF: アレックス・サンドロ ー
 85分にバルザーリに代わり、左 SB としてプレーする。プレー時間が短く、特に目立ったプレーはなかった。

 

アッレグリ監督 6.5
 ターンオーバーの敢行を決断し、ミラーゲームに持ち込むことで個の力でボローニャを上回って勝点3を獲得した。ロナウドの得点が生まれなかった以外は狙いどおりの試合だったと言えるだろう。良い状態でナポリとの大一番を迎えられることはチームにとって大きなプラスである。

マリアーニ主審 6.0
 カンセロのカットインでボローニャ DF の手にボールが当たっていたことを無視した以外のジャッジは的確だった。試合全体としての判定も安定しており、物議を醸すことにはおそらくならないだろう。