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【試合内容】 ICC 2018 ユベントス対バイエルン・ミュンヘン

 雨のアメリカ・フィラデルフィアで行われた ICC 2018 バイエルン戦はファビッリ選手の2ゴールを守り切ったユベントスが 2-0 で勝利し、プレシーズンの初白星を手にしました。

画像:ドッピエッタの活躍でチームに勝利をもたらしたファビッリ

 試合に先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:ICC 2018 ユベントス対バイエルン

 ユベントスのアッレグリ監督は 4-3-3 を選択。カンセロ選手を右 WG に、ファビッリ選手を CF に起用した以外はトップチームの選手を本職の位置で起用する布陣で試合に臨みます。

 対するバイエルンのコバチ監督は 4-1-4-1 を選択。こちらはW杯出場組の関係で、中盤にユース所属選手を多く起用する陣容で試合を迎えます。

 

 試合は3分、ファビッリのシュートが枠内を襲う形で始まる。対するバイエルンは7分にリベリーの強烈な枠内シュートでペリンを脅かし、試合の流れを引き寄せる。

 ここから、中盤の構成力で上回るバイエルンがボールを保持し、ユベントスは守備のブロックからロングカウンターを狙うという構図がはっきりする。

 両 GK が枠内シュートを防ぎ続ける中、意外な形で均衡が破れる。

 32分、バイエルンのバックパスに乱れが生じ、ゴールラインを割ることを嫌ったウルライヒがスライディングでクリア。これをマルキージオがカットすると中央にクロス。走り込んだファビッリが左足で合わせ、ユベントスが先制する。

 すると、40分にA・サンドロの浮き球パスにファビッリが反応し、ウルライヒとの1対1を迎える。これをファビッリが冷静に制して、ユベントスが2点のリードを持って前半を折り返す。

 後半はバイエルンが選手を大きく入れ替える中でスタートしたが、ボールを保持し、ユベントスのゴールに迫り続けるという展開に変化は生じない。

 バイエルンはサイドからコマンとロッベンがチャンスメイクをするものの、肝心のシュートが枠を捉えず時間だけが経過する。ユベントスが得点を感じさせたチャンスは64分にクロスの折り返しからベルトラーメのシュートがブロックをされたシーンぐらい。

 その後も攻め続けるバイエルンに対し、ユベントスはカルダーラが奮闘し、完封に成功。2-0 で勝利し、プレシーズンマッチの初戦を白星で終えた。

 

 攻撃を担当する FW にトップチームに所属する選手がベルナルデスキ選手だけということもあり、守勢に回る時間が多かった試合でした。チーム全体としては例年と同様の出来だったと言えるでしょう。

 良いアピールができていたは2得点のファビッリ選手と守備で奮闘したカルダーラ選手。レアンドロ・フェルナンデス選手も中盤で自分の持ち味を発揮することができていました。

 ユベントスは現地28日(日本時間29日)にベンフィカと対戦します。バイエルン戦ではカンセロ選手を1列前で使っていましたが、本職である右 SB で起用されるかなどに注目です。