トレ・フォンターネで行われたローマ対ユベントスの 2017/18 プリマベーラ・プレーオフ第2節はヤクポビッチ選手のゴールでユベントスが 0-1 で勝利し、準決勝に駒を進めました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 1: デル・ファベロ (C) |
| DF | 2: デッリ・カッリ 6: ジョアン・セラン 4: ザナンドレア（→ 43' st. 14: アンツォリン） |
| MF | 7: ディ・パルト 11: ポルタノーバ 5: レアンドロ・フェルナンデス 8: ニコルッシ 3: トリパルデッリ |
| FW | 10: ヤクポビッチ（→ 32' st. 18: デル・ソーレ） 9: オリビエリ |
ダル・カント監督は1戦目と同じ 3-5-2 を選択するも、CB にデッリ・カッリ選手と FW にヤクポビッチ選手を先発に起用する陣容で試合を迎えます。
試合は1戦目と同様にローマが押し込み、ユベントスがロングカウンターで相手ゴールに迫るという展開で始まる。
先に相手ゴールを脅かしたのはユベントス。ロングシュートの意識を強めたユベントスは15分にポルタノーバ選手のシュートが枠を捉えると、その直後にはヤクポビッチ選手のロングシュートがクロスバーを直撃。得点を狙う意志を見せ続ける。
対するローマは30分にザナンドレア選手のタックルを受けたメドウズ選手が負傷交代を余儀なくされてしまう。それでも、35分に右サイドを突破してクロスを入れるも、中央のツェラル選手は合わせ切れず。
肉弾戦の様相を呈する前半は両チームともに譲らず、0-0 で折り返す。
後半に入ると、ローマは左サイドから立て続けにチャンスを手にする。54分にはスダイグイ選手がデッリ・カッリ選手からボール奪取に成功してシュートにまで持ち込むも、ゴールとはならず。その直後に再びカウンターからシュートを打つも、枠を捉えることはできない。
すると60分、ユベントスはワンチャンスをものにする。オリビエリ選手が縦パスをダイレクトで右サイドのディ・パルト選手に展開。これをディ・パルト選手がダイレクトクロスを入れると、中央でヤクポビッチ選手が頭で合わせ、試合の均衡を破ることに成功する。
ユベントスは62分にヤクポビッチ選手のパスに反応したオリビエリ選手がゴールに迫って右サイドからシュートを放つも、これはニアポストを直撃。リードを2点に広げることはできない。
追いつきたいローマはここから怒涛の攻めに出る。70分にツェラルが狙った FK が阻まれるなど、決定機をことごとくデル・ファベロ選手にストップされてしまう。
結局、身体を張った守備を最後まで行ったユベントスが 0-1 で勝利。2試合を1勝1分としたユベントスがローマを下し、インテルが待つ準決勝に駒を進めることになった。
ビノーボで行われた第1節での反省が活かされた試合だったと言えるでしょう。この試合ではカウンターを発動させた際はシュートで終わる形を徹底し、空いたスペースをローマに利用されることを予防していたからです。
守備においてもタフに戦えており、この点も評価されるべき点だと言えるはずです。（ただ、ザナンドレア選手のラフプレーは評価できません）
プレーオフでローマを下したことでユベントスは準決勝に駒を進めることになりました。対戦相手はインテルと発表されており、6月6日（水）にサッスオーロのスタディオ・リッチで決勝進出を賭けて激突することになります。
インテルとの一発勝負の準決勝でプリマベーラがどのような戦いぶりを見せるのかに注目です。
