5月31日にレアル・マドリードを率いていたジダン監督が記者会見で「来季はレアルの指揮を取らない」と退任を発表いたしました。“寝耳に水” だったのですが、ユベントスにも少なからずの影響が生じることでしょう。
ジダン監督の電撃退任により、「世界最高のクラブ」の監督が不在となりました。新シーズンが始まるまでに後任者を選ぶ必要がありますし、「誰が就任するのか」という騒動はユベントスにも余波を及ぼすことになるでしょう。
就任が噂されるのは以下の指揮官ではないかと考えられます。
- ベンゲル(前アーセナル)
- コンテ(チェルシー)
- サッリ(前チェルシー)
- アッレグリ(ユベントス)
- ポチェッティーノ(トッテナム)
ベンゲル監督やコンテ監督は獲得しやすいのですが、ペレス会長の御眼鏡に適う可能性は低いでしょう。そのため、アッレグリ監督に触手を伸ばされる可能性があるのです。
ジダン監督の後任本命はポチェッティーノ監督だと思います。しかし、契約を2023年まで延長していますし、トッテナムの会長はタフネゴシエーターとして知られるリーヴィ会長です。引き抜きが一筋縄で行くことはおそらくないでしょう。
そうなると、アッレグリ監督に声がかかることが否定できません。契約は2020年までですし、来季の編成をユベントス首脳陣と話し合ったとは言え、「去る者は追わず」の姿勢を示すユベントスは引き止める術がない状態なのです。
「前監督の “遺産” を活用して、チームをさらに向上させた手腕」をペレス会長が評価しているのであれば、ユベントスは引き抜きを覚悟しておく必要があると言えるでしょう。
“豪腕” のペレス会長が本気になれば、意中の監督を就任させることは容易と考えられます。そのため、「アッレグリ監督が引き抜かれた場合の準備」をユベントスが移籍市場での動きと合わせて行っているのかに注目です。