ビノーボで行われた 2017/18 プリマベーラ・プレーオフ第1節ローマ戦はユベントスがオリビエリ選手の PK で先制するも追いつかれ、1-1 のドローで終わりました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 2: ヴォリャッコ (C) 6: ジョアン・セラン 4: ザナンドレア |
MF | 7: ディ・パルト 11: ポルタノーバ(→ 32' st. 17: メリオ) 5: レアンドロ・フェルナンデス 8: ニコルッシ 3: トリパルデッリ |
FW | 10: デル・ソーレ(→ 43' st. 20: モンタペルト) 9: オリビエリ |
ダル・カント監督は 3-5-2 を選択。カンピオナート最終節アタランタ戦と同じイレブンでローマとのプレーオフ初戦を迎えます。
試合は両チームが互いに中盤で潰し合う展開で始まると、ローマはポゼッションで相手陣内に押し込み、ユベントスはローマ DF 陣の裏のスペースを狙うという構図が固まる。
ユベントスは17分に抜け出したオリビエリ選手のシュートが枠を捉える。対するローマの20分に枠内シュートを放つが、GK デロ・ファベロ選手がキャッチし、均衡が保たれる。
33分にユベントスは左 CK からディ・パルト選手のシュートがファーポストを直撃。42分には相手のパスミスでボールを得たオリビエリ選手がロングカウンターからシュートを打つも、今後はクロスバーに阻まれる。こぼれ球を拾ったデル・ソーレ選手も決め切ることはできず。
44分には左サイドを崩したオリビエリ選手のクロスにデル・ソーレ選手が合わせたが、シュートは前方にしたポルタノーバ選手に当たり、ゴールとはならず。
結局、前半はゴールレスで折り返す。
後半も基本的な構図は変わらなかったが、先にスコアを動かしたのはユベントス。58分にローマの左 CK をデル・ファベロ選手がキャッチ。レアンドロ・フェルナンデス選手にボールが預けられると、自陣深くからドリブルを開始。ここから出されたパスにデル・ソーレ選手が反応し、エリア内で相手 GK ロマニョーリ選手に倒され、ユベントスが PK を獲得する。
この PK をオリビエリ選手がゴール右に決め、ユベントスが1点のリードを手にする。
さらに攻勢を強めるローマに対し、ユベントスはロングカウンターで応戦。両チームともに相手ゴールに迫るも、スコアを動かすことができない時間が続く。
すると82分、ユベントスはデル・ファベロ選手のパントキックをオリビエリ選手が追走。バウアー選手の頭でのバックパスが少し弱くなったところにオリビエリ選手が突っ込むと、相手 GK ロマニョーリ選手に同じ形で倒され、ユベントスが再び PK を獲得する。
しかし、中央を狙ったデル・ソーレ選手のシュートは GK ロマニョーリ選手の右足に防がれ、ユベントスは2点差にすることはできず。
このまま逃げ切りたいユベントスだったが、87分に同点弾を許していまう。デル・ソーレ選手がカウンターで持ち上がり、トリパルデッリ選手が中央を並走するも、相手エリアでボールを奪われてしまう。ローマが手薄になったユベントスの左サイドを突き、メドウズがクロス。これを中央でフリーになっていたツェラル選手が頭で合わせ、ローマが同点に追いつく。
ユベントスは勝ち越しゴールを狙うも、試合はこのまま 1-1 で終了。勝ち切れるチャンスはあっただけに、悔やまれる結果になってしまった。
カンピオナート(=リーグ戦)での対戦時と比較すると、試合最終盤まで「勝利に値する内容」を見せ、勝利で終える見込みが大きかった点は高く評価されるべきことです。
ただ、「PK 失敗」や「ロングカウンターで攻め上がった後のスペースを利用される」など試合最終盤に改善点が現れた試合でもありました。これらの点をセカンドレグまでに修正することが要求されていると言えるでしょう。
プレーオフのセカンドレグはアウェイ・ローマで5月31日に行われる予定です。準決勝に進出するための結果をプリマベーラが手にすることができるのかに注目です。