2018年1月にハン・グァンソン選手を巡る交渉が行われていたと報じられたユベントスとカリアリが今夏も同様の交渉を行っていると『スカイ・イタリア』が報じています。
PR
ユベントスはハン・グァンソン選手の保有権を獲得するために1月の移籍市場で動いたのですが、カリアリが強気の移籍金を要求。交渉はまとまらず、ハン選手はシーズン後半戦をカリアリでプレーすることになりました。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
ペルージャ | セリエB | 17 (15) | 7 (3) | 1170' |
イタリア杯 | 2 (1) | 0 | 86' | |
カリアリ | セリエA | 7 (3) | (1) | 276' |
カリアリ(とハン選手)は「賭けに敗けた」と言えるでしょう。以前にコラムで言及した懸念がそのまま現実になってしまったからです。
ハン選手が 2017/18 シーズン後半戦で記録した出場時間はアタランタで満足に出場機会が得られなかったオルソリーニ選手が新天地ボローニャで記録した数字を下回るものです。「チームを牽引する活躍ができた」とも言い難いため、移籍金増額が実現する可能性は現実的ではないと思われます。
スカイ・イタリアが報じた記事では「バレッラ選手の獲得交渉にマンドラゴラ、アウデーロ、チェッリも〜」という1月の時点で流れていた内容が伝えられています。ただ、交渉に使われるであろう “手持ちのカード” はユベントス側の方が冬の時点よりも強力になっていることに留意する必要があります。
また、新シーズンの構想に含めることができない選手を無理に獲得する必要はないのです。ユベントスのフロント陣が「トップチームでの中盤の編成」と「将来に向けた有望株選手」をどのように組み合わせた動きを見せるのかに注目です。