2017/18 カンピオナート第20節トリノ戦が行われ、ユベントスはヤクポビッチ選手のゴールで 0-1 の勝利で終え、公式戦2連勝を達成しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: ロリア |
DF | 2: メネギーニ(→ 24' st. 23: カメライ) 4: ザナンドレア 6: カペッリーニ 3: トリパルデッリ |
MF | 7: ニコルッシ(→ 10' st. 22: ディ・パルト) 5: レアンドロ・フェルナンデス 8: ムラトーレ (C) |
FW | 11: デル・ソーレ(→ 46' st. 20: ポルタノーバ) 10: ヤクポビッチ 9: オリビエリ |
ダル・カント監督は 4-3-3 を選択。ヤクポビッチ選手を CF に、オリビエリ選手を左 WGに配置する布陣でトリノとのダービー戦を迎えます。
試合はトリノのウルトラスが大声援を送る状況下で始まる。両チームともに中盤でプレスを掛け合い、DF の背後を突くものの、相手 GK を脅かすまでには至らない。
ユベントスは28分に FK からザナンドレア選手が右足ボレーで合わせたが、シュートは惜しくも枠の上。対するトリノは36分に枠内シュートを放つが、これはロリア選手のセーブで防がれていまう。
すると、前半アディショナルタイムに両チームに決定機が訪れる。トリノはカウンターで抜け出し、最後はフリーのブティッチ選手がシュートを放つも、ロリア選手が難なくキャッチ。
対するユベントスは47分にデル・ソーレ選手のシュートを相手 GK コッポラ選手がファンブルしたのをオリビエリ選手が見逃さず、ボールを押し込む。しかし、オリビエリ選手の位置がオフサイドと判定され、ゴールは認められない。
明らかな誤審で得点を取り消されたユベントスは後半に入ると、トリノのウルトラスが陣取る側のゴールを目掛けて攻勢を強める。
後半開始直後にオリビエリ選手が DF ラインを突破して決定機を迎えて口火を切ると、77分にはカウンターからジャンピングボレーで枠内シュートを放つなど惜しいシーンを何度も作り出す。しかし、均衡を打ち破ることはできず、時間だけが経過する。
このまま試合終了かと思われた89分に試合が動く。ユベントスはムラトーレ選手が左サイドからオリビエリ選手に縦パスを入れ、自らもエリア内に走りこむ。パスを受けたオリビエリ選手は倒れながらも反時計回りにターンをしてシュート。
このシュートはコッポラ選手がセーブしたものの、こぼれ球をヤクポビッチ選手が押し込み、ユベントスが均衡を破ることに成功する。
結局、試合はこのまま 0-1 で終了。ユベントスがヤクポビッチ選手のゴールで公式戦2連勝を達成した。
これにより、カンピオナート第20節を終えた時点での順位表は次のようになりました。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アタランタ | 20 | 11 | 7 | 2 | 40 | +24 |
2 | インテル | 20 | 12 | 4 | 4 | 40 | +15 |
3 | ローマ | 20 | 11 | 5 | 4 | 38 | +10 |
4 | フィオレンティーナ | 20 | 11 | 3 | 6 | 36 | +10 |
6 | ユベントス | 20 | 9 | 5 | 6 | 32 | +3 |
2連勝で勝点を伸ばしたユベントスは首位アタランタと勝点差8の6位に付けています。プリマベーラの次戦は2月24日に行われる第21節ナポリ戦です。良い流れが継続することができるかがポイントになります。
余談ですが、トリノ・ダービーではゴール後のセレブレーション中にレアンドロ・フェルナンデス選手がトリノのウルトラスに中指を立て、主審からイエローカードを提示されています。
野次への報復でしたが、中指を立てるのではなく、0-1 とスコアを手で表現する形にすべきでした。
ちなみに、「サポーターに中指を立てるなど論外。若手だからと甘やかすな」と思う人が多いでしょうが、トリノのウルトラスは2015年と2016年に2年連続でユベントスのチームバスを襲撃した前科があります。
このことを踏まえる必要もありますので、“一般論に基づくお決まりの批判” には注意すべきと言えるでしょう。