カンピオナート・プリマベーラ1の第18節ローマ戦が行われ、ユベントスはオリビエリ選手のゴールで先制するも、後半に2失点し、2-1 で逆転敗けを喫しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ロリア |
DF | 2: デッリ・カッリ 6: ヴォリャッコ (C) 4: アンツォリン(→ 46' st. : クレノビッチ) |
MF | 7: カメライ 11: ディ・パルト 5: レアンドロ・フェルナンデス(→ 28' st. 21: ニコルッシ) 8: ムラトーレ(→ 37' st. 16: マッローネ) 3: トリパルデッリ |
FW | 9: オリビエリ 10: ヤクポビッチ |
ダル・カント監督は 3-5-1-1 に回帰。今冬に PSV から獲得したレアンドロ・フェルナンデス選手をレジスタに、エンポリから加入したヤクポビッチ選手を2トップの一角に起用する布陣で試合を迎えます。
試合はローマが高い位置からプレスをかけ、ユベントス守備陣が身体を張ってゴールを守るという展開で始まる。
しかし、先制に成功したのはユベントス。13分にヴォリャッコ選手が縦パスをヤクポビッチ選手に通し、DF 陣の裏のスペースにヒールパス。これを走り込んだオリビエリ選手が決め、ユベントスがリードを奪う。
ローマは攻勢を強めるものの、身体を張ってエリア内を守るユベントスのゴールをこじ開けることはできない。対するユベントスは36分にカウンターからディ・パルト選手がシュートを放ったが、これはゴールの左へと外れる。
後半に入ると、ローマがさらに攻めの姿勢を強める。57分に中央を突破してツェラル選手に決定機が訪れるも、シュートはロリア選手が防ぎ、リードを保つことに成功する。
上手く守っていたユベントスだったが、62分にショートコーナーからバロ選手にエリア内への侵入を許すと、カメライ選手が倒して PK を献上していまう。ローマはこの PK をマルクッチ選手がゴール左下に決め、同点に追いつく。
このシーンではヴォリャッコ選手がそっち(キッカーから見てゴール左)へ飛べとジェスチャーしていただけに、ロリア選手が逆に飛んだことでゴールを許すという悔いが残る結果となってしまった。
同点に追いついたローマの勢いはさらに増し、ユベントスは必死に耐え続ける時間が続く。このまま試合終了かと思われた90分に試合は動く。右サイドからのクロスを中央でケバ・コリー選手がトラップでデッリ・カッリ選手を振り切ってからシュートを突き刺し、土壇場でローマが勝ち越しに成功する。
ユベントスは93分にクロスからクレノビッチ選手がシュートを放ったものの、肝心のシュートは枠を捉えず、試合はここで終了。後半に2得点をあげたローマが逆転で勝利を手にした。
PK を与えるまでは良い試合内容を見せていただけに結果は残念なものとなりました。
この試合で光ったのは中盤の底でプレーしたレアンドロ・フェルナンデス選手でしょう。ローマからのプレッシャーを全く苦にすることなく、プレスを剥がし、自らの仕掛けやドリブルでボールを前線に何度も運び続けていたからです。
プリマベーラの次節は2月10日に行われる予定のカンピオナート第19節キエーボ戦です。2018年の初勝利から見放された状態が続いていますので、嫌な流れを払拭することができるのかに注目です。