NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

FIGC の検事が「私は熱狂的なナポリファン」とテレビで公言し、物議を醸す

 サッカー協会の人間であれば、中立であることが求められます。ところが、FIGC (イタリアサッカー連盟)の検事が「私はナポリファン」と公言し、騒動が起きていると『トゥット・スポルト』などが報じています。

画像:FIGC で検事を務めるジュゼッペ・ペコラーロ氏
PR

 

 問題発言をしたのは FIGC で検事を務めるジュゼッペ・ペコラーロ氏です。

 イタリア国営放送 RAI の番組に出演したペコラーロ氏は「どのチームをサポートしているか?毎週日曜日はナポリです。その他の日はどのチームも私にとって同じです。今季ナポリにスクデットを獲得して欲しいか?私達はそう望んでいます。私達ナポリ人は皆そう願っています」と発言。

 当然、(ユベントスファンを中心に)「辞職しろ」との批判が寄せられる事態を招くこととなりました。

 このペコラーロ氏はユベントスがジェノア戦で南スタンドを閉鎖された際、FIGC 側で責任を追求した人物です。そのため、反発が大きくなって当然と言えるでしょう。

 

 また、今季のナポリはどういう訳か、VAR で優位な判定を受けています。例えば、12月29日に行われた第19節クロトーネ対ナポリ戦。

画像:クロトーネ対ナポリ戦での疑惑のシーン

 自陣エリア内でメルテンス選手の手にボールが当たり、ナポリが失点を免れるという恩恵を受けたのですが、VAR は適用されませんでした。(試合は 0-1 でナポリが勝利)

 1月21日に行われた第21節アタランタ対ナポリ戦でもナポリが恩恵を受けます。

画像:アタランタ対ナポリ戦での疑惑のシーン

 こちらはメルテンス選手のゴールでナポリが 0-1 で勝利したのですが、パスを受けたメルテンス選手の位置はオフサイドでした。これも VAR があるにも関わらず、見逃されているのです。

 本来であれば、引き分けで終わっているべき2試合でナポリは勝点6を稼いでいるのです。そこに、FIGC の検事が「私はナポリファンです」と公言したのですから、炎上することは当然と言えるでしょう。

 

 “ユベントスが審判の判定で恩恵を受けたケース” は日本のサッカーサイトが積極的に報じると思いますが、実態はどのクラブも似たようなものです。

 今回のケースはあからさまであり、解任などの処分の対象になるべき事案と言えるでしょう。今季から始まった VAR の適用で現時点で大きな恩恵を受けているのはナポリということを覚えておいて損はないと思われます。