2017年夏の移籍市場が閉鎖したこともあり、2017/18 シーズンを戦う選手が確定しました。今季ユベントスがベースにするであろうフォーメーションを考察したいと思います。
1:4-2-3-1
ユベントスが 2017/18 シーズンに基本システムとするのは 4-2-3-1 にするでしょう。昨シーズン途中から導入し、機能した実績があるからです。
移籍市場でも「サイドを本職とする攻撃的な選手」を獲得しており、ベースになると予想されます。
- GK: ブッフォン
- DF: デ・シリオ、ルガーニ、キエッリーニ、A・サンドロ
- DMF: ピアニッチ、ケディラ(マテュイディ)
- MF: D・コスタ、ディバラ、マンジュキッチ
- FW: イグアイン
絶対的な立場にあるのはブッフォン、A・サンドロ、ディバラの3選手でしょう。他の選手はパフォーマンス次第でポジションを失うリスクがあると考えられるからです。
2:4-1-4-1 (4-3-2-1 or 4-3-3)
4-2-3-1 を基本フォーメーションに置くユベントスですが、マテュイディ選手を獲得したことで中盤 MF を3選手起用する形もオプションに加えることが予想されます。
昨シーズン、ユベントスはディバラ選手が離脱していた期間中の試合で攻撃の組み立てに苦労しました。その反省をする意味で新しい攻撃パターンを確立させる意味は大いに存在します。
- GK: ブッフォン
- DF: デ・シリオ、ルガーニ、キエッリーニ、A・サンドロ
- DMF: ピアニッチ(マルキージオ)
- MF: D・コスタ、ケディラ、マテュイディ、マンジュキッチ
- FW: イグアイン(ディバラ)
「サイドで起点を作り、2列目からケディラ選手やマテュイディ選手がエリア内に侵入して得点を狙う」という形をパターンにすることでしょう。
「サイド選手の立ち位置」や「中盤 MF のポジション」を変更することで 4-1-4-1、 4-3-2-1、 4-3-3 とシステムに柔軟性を持たせることができるからです。
3:2017年夏の補強に対する評価
3-5-2 や 4-3-1-2 を基本システムと想定し、2016/17 シーズンを迎えたこともあり、ウィングを本職とする選手は少ない状況でした。昨シーズン中に 4-2-3-1 に変更したことで必須だったウィンガーを今夏に補強できており、良い動きができたと言えるでしょう。
ボヌッチ選手とダニ・アウベス選手が抜けた DF にはヘーベデス選手とデ・シリオ選手を獲得しています。前任者のプレースタイルを真似る必要がありませんが、チームに適応し、自らの持ち味を発揮することが期待されています。
チーム全体としては徐々に若返りが進んであり、特に守備陣(GK と DF)では若手選手の台頭が期待されるシーズンです。世代交代が上手く進行させることができるのかにも注目です。