現地9月4日にドイツ・シュツットガルトで行われるドイツ対ノルウェー戦の前日会見が行われ、レーヴ監督とケディラ選手が出席しました。その中で、ケディラ選手は試合出場への意欲を見せるコメントを行っています。
両者が発したケディラ選手に関係するコメントは次のとおりです。
- レーヴ監督
- ケディラは個別調整だったので、完全にフィットしているかを見なければならない
- チェコ戦からは 2〜3 選手が入れ替えとなる見通し
- ケディラ選手
- 良くなっている
- 昨日(現地9月2日)フィットネステストを受けたし、今日の最終トレーニングセッションに参加できるだろう
- ひざは完全回復したと思う
プレーを希望するケディラ選手の “はやる気持ち” をレーヴ監督がどう抑えるかがポイントと言えるでしょう。
シュツットガルト出身のケディラ選手にとって、今回の代表戦は凱旋試合です。シュツットガルトでプロデビューし、2010年夏にレアル・マドリード(スペイン)に移籍してからはメルセデス・ベンツ・アレーナでプレーする機会がクラブと代表ではなかったからです。
厳密に言えば、ドイツ代表は2014年3月にチリとの親善試合をシュツットガルトで行っています。しかし、ケディラ選手は負傷で欠場しており、出場することはできませんでした。
今回は “ドイツ代表の公式戦” であり、ケディラ選手にとってシュツットガルトのスタジアムでプレーする最後の機会である可能性が高いことを考えると、出場を熱望する選手の気持ちは自然なものと言えるでしょう。ですが、無理をしたことで状態を悪化させてしまっては選手だけでなくチームにも大きなマイナスが生じることになります。
レーヴ監督がケディラ選手の状態をどのように見極め、起用の是非を決定するのか。落とし所としては、「試合を決めたドイツ代表が最後の交代枠でケディラ選手を出場させる」というシナリオが理想的です。
ケディラ選手がドイツ代表の一員として、故郷に錦を飾る機会が訪れるのかに注目です。