アメリカ・フロリダ州のハードロック・スタジアムで行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップの PSG 対ユベントスはイグアイン選手とマルキージオ選手の2ゴールでユベントスが 2-3 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
前半 | 後半 | |
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GK | 1: ブッフォン | 1: ブッフォン (→ 20' st. 16: ピンソーリョ) |
DF | 26: リヒトシュタイナー 4: ベナティア 3: キエッリーニ 12: A・サンドロ |
2: デ・シリオ 15: バルザーリ 29: マンドラゴラ 22: アサモア |
MF | 6: ケディラ 30: ベタンクール 7: クアドラード 21: ディバラ 17: マンジュキッチ |
5: ピアニッチ 28: リンコン 27: ストゥラーロ 8: マルキージオ 38: カリガラ |
FW | 9: イグアイン | 34: ケーン |
ユベントスは 4-2-3-1 を選択。ボランチにケディラ選手とベタンクール選手のコンビとなった他はベストメンバーと思われる布陣で試合に臨みます。
試合はユベントスがプレスをかけ、主導権を奪う。まずは4分に右サイドでボールを受けたディバラが左足でシュートを狙うも、これは惜しくも枠を外れる。
対する PSG はディ・マリアの個人技を軸にユベントスゴールに迫るが、こちらは GK ブッフォンが立ちふさがり、均衡を破ることを許さない。
ユベントスの右サイド、 PSG の左サイドでの攻防で競り勝った方が決定機を作り続けたものの、両チームの守備陣が奮闘し、得点までには至らない。このまま前半終了かと思われたタイミングでスコアが動く。
45分にアレックス・サンドロからの縦パスを下がった位置で受けたイグアインがターン。マンジュキッチが裏へ抜け出そうとした動きを止めるためにチアゴ・シウバが作ったスペースに活かし、ディバラとのワンツーでエリア内に侵入したイグアインが冷静に流し込み、ユベントスが1点リードで前半を折り返す。
後半に入ると、ユベントスはフィールドプレーヤーの全員を交代。17歳のケーンとカリガラをピッチに送り出す。
先にスコアを動かしたのは PSG。前半から良い動きを見せていたディ・マリアがユベントスの右サイドを突破。ブッフォンの飛び出しを恐れずエリア内に入れたクロスを最後はグエデスが押し込んで同点にすることに成功する。
追いつかれたユベントスは62分に相手のバックパスを奪ったケーンがエリア手前まで持ち上がり、マルキージオにラストパス。これをマルキージオが左足で豪快に決め、ユベントスが PSG を突き放す。
しかし、粘る PSG は80分に左サイドへ展開し、クルザワが中央に折り返す。これをパストーレが頭で合わせ、再び同点に追いつく。それでもユベントスは89分にケーンがクルザワに倒され、土壇場で PK を獲得。この PK をマルキージオを決め、勝ち越しに成功。
試合はこのまま終了し、ユベントスが 2-3 で勝利した。
「昨シーズン、4-2-3-1 でプレーした選手がほとんどだった前半は組織として機能していたが、後半は急造 DF ラインで改善点あり」という評価になるでしょう。「改善点がある」ということは「伸びシロがある」ということであり、チームとして成熟させられるかが今後のポイントとなります。
現状ではベタンクール選手が中盤でポジションを掴みつつあり、マンドラゴラ選手は CB にコンバート中といった状況です。どのような選手構成でシーズンインを迎えることになるのかに注目です。