『トゥット・スポルト』がユベントスで構想外の扱いを受けて干されているアルトゥール選手に関心を寄せていると伝えた報道を取りまとめています。ただ、費用面が移籍交渉に暗い影を落とすことになりそうです。
トゥット紙が記事で報じた『アルトゥール獲得の可能性を伝えた媒体』と『興味を持っているとされるクラブ』は以下のとおりです。
- スポルト紙 🇪🇸: コモ
- マルカ紙 🇪🇸: ベティス、ジローナ
- Goal.com 🇧🇷: ベンフィカ、マルセイユ
ユベントスとしては「アルトゥール選手の残存簿価は2024年12月31日時点で1635万ユーロ」と見積もられるため、『1500万ユーロほどの移籍金を支払ってくれるクラブへの完全移籍』を目論むことでしょう。
ただ、アルトゥール選手は完全構想外の扱いで今シーズンのプレー時間は0分。“買い手” が現れる可能性は低く、売り手であるユベントスは厳しい状況です。
ちなみに、トゥット紙が記事で名前を出した上述の5クラブは “借り手” になり得る存在と言えるでしょう。
いずれの5クラブも『アルトゥール選手の技術』が評価されやすいスタイルを採用していますし、「レンタル料」や「年俸負担の割合」での折り合いが付けば期限付き移籍は十分に考えられます。
しかし、この場合でも「構想外による今季前半戦のプレー時間0分」はマイナス要素。「チームに貢献できるコンディションにまで状態を仕上げるためのプレー時間の付与」が必要になるからです。
“構想外のアルトゥール選手” を「換金」できれば理想ですが、実際には「損切り」せざるを得ないでしょう。だから、ファジョーリ選手に値札が付く状況になっているのです。
フィオレンティーナに買取 OP を行使してもらう目的での「期限付き移籍時に現行契約を1年延長したこと」が裏目に出てしまった現実をジュントリ FD がどのように対処するのかに注目です。