グラン・ガラ・デル・カルチョの授賞式に出席したユベントスのジュントリ FD が中継を担当した『スカイ・イタリア』からの取材に応じていましたので発言の概要を紹介いたします。
クリスティアーノ・ジュントリ FD:
「私達にとって今年は離脱者の多い特別な年です。非常に勤勉なグループで資質を有していますし、監督は非常に良くやってくれています。
私達が宣言した目標はトップ4に入ることです。
大きな変更を加え、新たなサイクルをスタートさせました。私達は全く異なる種類のサッカーを目指しているのです。
(移籍が噂されるベンフィカの CB アントニオ・シウバは)素晴らしい選手です。しかし、1月の移籍市場では誰も手の内を明かさないのです。注意深く、警戒しなければなりません。
ミリクの復帰を確信しています。彼(の復帰)を待っていますし、大きな期待を寄せています。
ダニーロは私達の主将ですし、私達には彼との契約があります。そして、ダニーロの背後にいる選手を減らしているのです。
ダニーロやナポリと話したことはありません。どの選手も保持したいと思っていますし、DF 陣を強化したいと私達は思っています」
開幕前の時点で「目標は4位以内」と明言したスカナヴィーノ CEO にジュントリ FD も追従する形となりました。
「シーズン前半戦でのスクデット戦線からの離脱表明」は目を引くニュースですが、クラブ上層部が公言済みの目標に “現場の編成責任者” が再言及しただけです。その影響は限定的でしょう。
ダニーロ選手に関する移籍報道は今夏の移籍市場での “御礼参り” の意味合いがあると思われます。
『ディ・ロレンツォ選手の移籍報道』が『ダニーロ選手の移籍報道』に置き換わった状況だからです。1月以降は “どのクラブも” ダニーロ選手との交渉が可能ですし、本格的に揺さぶられるのはこれからでしょう。
昨シーズン終了時点で「2024/25 シーズンは公式戦60試合前後の日程」と判明済みだったため、チームの編成責任者と現場責任者に「少数精鋭だったので過密日程に耐えられなかった」と弁明する余地はありません。
この現実を踏まえた両者がどのような現実的修正策を打ち出すのかに注目です。