韓国で行われていた FIFA U-20 W杯が終了し、ユベントスが保有権を持つリッカルド・オルソリーニ選手が大会得点王に輝きました。決定力を持ち合わせていると示したことは大きいと言えるでしょう。
2005年以降の大会 MVP と得点王は以下のとおりです。
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| 大会 | MVP | 得点王 |
|---|---|---|
| 2005 | メッシ (ARG) | メッシ（6点） |
| 2007 | アグエロ (ARG) | アグエロ（6点） |
| 2009 | アディアー (GHA) | アディアー（8点） |
| 2011 | エンリキ (BRA) | エンリキ（5点） Ａ・バスケス（5点） ラガゼット（5点） |
| 2013 | ポグバ (FRA) | アシフアー（6点） |
| 2015 | Ａ・トラオレ (MLI) | コヴァレンコ（5点） ベンツェ（5点） |
| 2017 | ソランケ (ENG) | オルソリーニ（5点） |
大会 MVP は優勝チームの主力選手から選出される場合がほとんどです。2015年大会のアダマ・トラオレ選手だけが例外となっています。
過去の大会得点王にはメッシ、アグエロ、ラガゼット選手らが輝いており、ウィンガーであるオルソリーニ選手が仲間入りしたことは大きく評価されるべき点と言えるでしょう。トップレベルの選手にまで成長できるかが今後の注目点です。
ちなみに、ユベントスが保有権を持つ選手で U-20 W杯 2017 に参加した選手の出場成績は下表のとおりです。
| 選手名 | 試 | 得点 | 時間 | |
|---|---|---|---|---|
| GUI | O. トゥレ | 2 (2) | 0 | 148' |
| 全試合 | 3 | ー | 270' | |
| ITA | F. カッサータ | 4 (3) | (1) | 242' |
| R. マンドラゴラ | 6 (6) | 0 | 540' | |
| R. オルソリーニ | 7 (7) | 5 | 568' | |
| F. ロマーニャ | 6 (6) | 0 | 552' | |
| M. ヴィターレ | 5 (3) | 0 | 293' | |
| 全試合 | 7 | ー | 660' | |
| URU | R. ベタンクール | 6 (6) | 0 | 570' |
| 全試合 | 7 | ー | 690' |
評価を最も高めたのはオルソリーニ選手。マンドラゴラ、ロマーニャ、ベタンクールの3選手はチームの主力として活躍したと言えるでしょう。
もちろん、改善しなければならない点があることも事実です。VAR が導入されたことで積極的な守備のアプローチをやりにくくなったのかもしれませんが、個の守備能力は全体的に改善する余地が大きく残されていると思います。
U-20 W杯で各国代表の主力としてプレーした選手はセリエＡ（またはＢ）で継続的にプレーするポジションを掴むことができるかが来季の注目ポイントと言えるでしょう。どのチームで成長を促す決断をユベントスのフロント陣が下すのかに注目です。
