『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがフランス・ニースに所属するケフラン・テュラム選手の獲得に興味を示しているとのことです。実際に獲得できるかは提示する条件次第となるでしょう。
テュラム選手は2001年3月生まれの23歳。リリアン・テュラム氏を父に持ち、インテルのマルクス・テュラム選手を兄に持つ中盤 MF です。
現所属チームであるニースとの契約は2025年夏まで。契約延長交渉が実質的に頓挫していることから、「移籍金2000万ユーロほどで獲得が可能ではないか」と見られています。
また、ニースで頭角を現したK・テュラム選手の年俸は推定で100万ユーロ弱。そのため、「高額な年俸を提示しなくても引き抜ける」との皮算用も働く状況にあります。
実際にユベントスがK・テュラム選手を獲得できるかは「他チームの動向次第」でしょう。
「今夏に(ニースが納得する)移籍金を支払ってK・テュラム選手を獲得したい」と考えて実際に行動を起こすクラブが “ユベントスだけ” であれば、K・テュラム選手を『マッケニー選手と同程度の費用』で獲得できるでしょう。
※ マッケニー選手は移籍金が総額2500万ユーロで推定年俸250万ユーロ
しかし、ユベントス以外にもK・テュラム選手の獲得に乗り出すクラブがあれば争奪戦は不可避です。この場合は「想定以上の支出を余儀なくされる」ため、『交渉からの撤退ライン』を定めておくことが重要になるでしょう。
ちなみに、K・テュラム選手はパリ五輪に参戦する U-23 フランス代表に選出されているため、今夏のプレシーズンキャンプに合流することは簡単ではありません。
ユベントスの中盤 MF 陣は「(期限付き移籍からの復帰組を含めて)余剰人員が発生中」であり、まずは放出の目処を付ける必要があるでしょう。最終的にどのようなチーム編成になるのかに注目です。