ユベントスを率いるアッレグリ監督にチェルシー行きの噂が絶えませんが、もしそうなった場合、後任はマンチェスター・シティを離れるマヌエル・ペジェグリーニではないかと『ガゼッタ紙』が報じています。

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アッレグリ監督がユベントスを離れる決断をするか次第なのですが、後任者(候補)としては申し分のない指揮官だと言えるでしょう。
アデバヨール、バロテッリといった個性の強い選手がいた中で、就任1年目でプレミアリーグとリーグカップの2冠を達成したペジェグリーニ監督の実績は高く評価されると思われます。この点はアッレグリ監督と同じです。
ユベントスが招聘する際にネックとなる可能性があるのは “攻撃的なポゼッションサッカー” に主眼が置かれていることです。
セリエAでは、対戦する多くのチームが自陣でブロックを作り、引きこもることが多いため、否が応でもポゼッションサッカーを強いられることになります。この条件では持ち味を存分に発揮することでしょう。
問題は「ヨーロッパの舞台でポゼッションサッカーを押し通すのは無理」ということです。
普段通りのサッカーが可能なのはバルサ、レアル、バイエルンなど、ごく一部のクラブだけに許された特権です。それ以外のチームが勝ち進むためには(リードを守り切る)といった強固な守備的オプションを確立させておくことが不可欠になります。
もし、ペジェグリーニが守りきれるオプションを持ち、使いこなせるのであれば、魅力的な試合をする強豪チームとなるでしょう。イタリアでどういった采配をするのかを見てみたい気もする監督だと思われます。