モウリーニョ監督が解任されたことを受け、『トゥット・スポルト』がチェルシー・スーパーマーケットと報じています。
しかし、その一方で『コリエレ・デロ・スポルト』はセスク選手にユベントスとインテルが触手を伸ばしていると一面で伝えています。
アッレグリ監督の第1希望はオスカル選手でしょう。
1991年生まれの24歳と若く、アッレグリ監督が熱望するトップ下の選手であるだけでなく、ボランチでもプレーできる守備力も持ち合わせているためです。
獲得の可能性があるのであれば、真っ先に交渉の席に着くべき選手という位置づけの選手だと言えるでしょう。ただ、オスカル選手はチェルシー残留を希望していたこともあり、獲得できるかは微妙だと思われます。
チェルシーから離れる可能性がより高いのはセスク・ファブレガス選手(28)だと言えるでしょう。モウリーニョ前監督を退任に追い込んだ選手の1人と名指しされていることもあり、ファンからバッシングをされているためです。
中盤からのパス出しに定評がある選手ですし、トップ下に置くことも十分に可能な選手だと評価できます。
獲得への問題点としては高額な年棒と移籍金でしょう。800万ユーロ近くと見積もられている年棒はユベントスからすれば高すぎますし、2019年までの契約を解除するための違約金も高額になることが想定されるからです。
逆にメリットとしてはスペイン代表で同僚のモラタ選手がいることと、(カセレス選手が退団濃厚であり)背番号4を提示することが可能な2点ぐらいではないでしょうか。
ラミレス選手(28)とマティッチ選手(27)も獲得候補として名前が取沙汰されていますが、トップ下の選手ではありません。
両選手とも守備に強みがあり、ボランチやインサイドハーフ MF として活躍が期待されるため、ユベントスが獲得に乗り出すのはポグバ選手が2016年夏の移籍市場でチームを離れることになった時に限定されると思われます。
ユベントスが『中盤で “違い” を生み出せる選手』を求めていることは周知の事実となっていますが、実際に補強できるかは1月の市場ではなく、2016年夏の移籍市場(EURO 2016明け)になるのではないでしょうか。