『メディアセット』によりますと、ユベントスのファビオ・パラティーチ SD がチェルシー対パリ・サンジェルマン戦を視察するためにロンドンに出向いていたとのことです。
どちらのチームにも、ユベントスが夏の移籍市場で獲得に動いていると噂される選手が所属しているだけに、どの選手を視察する目的で観戦していたかに注目が集まっています。
記事ではチェルシーのオスカル選手とパリ・サンジェルマンのカバーニ選手がターゲットと伝えられており、どちらの選手もユベントスが興味を抱いていることは周知の事実です。
ただ、獲得に向けて所属クラブと交渉を行ったという情報はないため、両選手のコンディションなど現状をチェックした程度と言えるでしょう。つまり、獲得希望リストの上位に位置しているが、獲得に向けたアクションは起きていないものと思われます。
オスカル選手獲得の可能性
アッレグリ監督との契約延長を望むのであれば、夏の移籍市場でアッレグリ監督が希望するトップ下を本職とする選手を獲得する必要があるでしょう。
オスカル選手が獲得希望リストのトップに掲載されていたとしても不思議ではありません。
来季のチェルシーはコンテ新監督の意向に沿う形で選手の入れ替えが行われる可能性が高いため、採用されるシステム次第ではユベントスが獲得できる可能性は高まると思われます。ただ、トップ下やボランチでもプレーできるため、獲得には困難が伴うことでしょう。
カバーニ選手獲得の可能性
カバーニ選手についてはオスカル選手よりも現時点では獲得の可能性が低く、獲得に至るには次の3つの要素すべてが満たされた場合に限定されるものと思われます。
- イブラヒモビッチがパリ・サンジェルマンに残留
- モラタ、ディバラ、マンジュキッチの中から2選手が退団
- ユベントスがプレミア勢とのカバーニ争奪戦に勝利
したがって、カバーニ選手獲得はあまり現実的とは言えないでしょう。ただ、他の選手(例えば、パストーレ選手など)を獲得するためのカムフラージュとしては理想的です。
テコ入れが必要とされるポジションと、引き抜きに遭った場合に備えておくことが必要となる夏の移籍市場になるのではないかと思われます。