ユベントスがアルトゥーロ・ビダル選手を放出し、その移籍金でバイエルンに所属する CB の メフディ・ベナティア選手獲得を考えていると一部で報じられています。
仮にビダル選手が移籍することになったとしても、その資金がベナティア選手につぎ込まれることはないでしょう。その理由として次のようなことが指摘できます。
ボヌッチ選手とキエッリーニ選手がレギュラーとして君臨しており、バルザーリ選手やオグボンナ選手も控えています。また、カセレス選手も CB でプレーが可能なことやルガーニ選手の保有権も有していることからも補強の必要性が最も低いポジションだと断言できるでしょう。
次に、選手本人が5月の時点でバイエルン残留を公言しています。
「このチームでチャンピオンズリーグにリベンジしたい」と述べていることからも、バイエルンが CB を補強でもしない限り、(CL の優勝候補と見られているチームから)移籍に傾く見込みは少ないと思われます。
1対1での勝率66.2%という、バイエルン選手の中で最高の数字もたたき出した選手を放出することはベップのチーム的にも考えづらいことでもあります。
ユベントスがベナティア選手の獲得を本気で考えるのはボヌッチ選手が引き抜かれた場合に限られるでしょう。
もしボヌッチ選手がレアル・マドリードなどに移籍となった場合、その代役を務めるのにベナティア選手以上の適任者はいないからです。
ボヌッチ選手のレアル移籍が現実味を帯びるのはセルヒオ・ラモス選手がレアルから移籍した場合に限られると思われます。この場合に限ってのみ、CB のドミノ移籍が発生することが有力視されます。
逆に言えば、それ以外は獲得の話はあくまでもネタであるウワサの域を出ることはないでしょう。
いずれにせよ、セルヒオ・ラモス選手がレアルから本気で移籍したいと思っているか次第だと思われます。待遇改善を求めて、移籍願望を口にすることは決して珍しいことではありません。
スペインからの公式発表待ちといった所ではないでしょうか。