『メディアセット』によりますと、「現状は受け入れがたい」とメディアからのインタビューで明言したベナティア選手にミランが接近中とのことです。ミランの CB に負傷者が続出しており、可能性はあると言えるでしょう。
昨シーズン、キエッリーニ選手とともにレギュラーとしてプレーしていたベナティア選手ですが、今季は開幕直前に復帰したボヌッチ選手の後塵を拝する形となっています。
「高額な年俸」がボヌッチ選手を起用する理由の1つですが、「DF 陣が失点を続けている状況」は控えに回っている DF の選手からすると、ストレスが溜まる状況と言えるでしょう。ただ、第9節ジェノア戦での “凡ミス” はボヌッチ&ベナティアの CB コンビで発生しました。
そのため、「ベナティアにチャンスを与えるべき」との声は大きくなりにくいと言えるでしょう。
31歳のベナティア選手はユベントスと2020年までの契約を有しています。今季終了後には「契約延長」か「売却」を決定する必要があるため、出場機会への不満を公言したことで「売却」へと傾いたことが予想されます。
ベナティア選手の移籍先として名前が出たミランですが、CB に負傷者が相次いでいるため、1月の移籍市場での選手補強を余儀なくされる可能性が高い状況です。
- ロマニョーリ(23):来年1月に24歳になる主将
- ムサッキオ(28):前十字靭帯を負傷し、来年1月までの離脱予想
- カルダーラ(24):右ふくらはぎの筋肉を断裂。来年2月まで離脱予想
- サパタ(32):2019年夏までの現行契約
ムサッキオ選手とカルダーラ選手の2名がどちらも2018年内に復帰することは絶望的で、厳しい台所事情です。そのため、実績のあるベナティア選手を1月に取りに行く理由は十分すぎるほどにあると言えるでしょう。
ユベントスとしては「1500〜2000 万ユーロの移籍金」が得られるなら、ベナティア選手の1月での移籍を止めることはないでしょう。移籍を希望するなら、ミランだけではなく、プレミア勢(ユナイテッドやアーセナル)にも声をかけて移籍金の値上げを画策すべきです。
今季から、チャンピオンズリーグでの “カップタイド” が解消されており、例年よりも冬の移籍市場は活発になることが予想されます。その中で、ユベントスがどのように立ち振る舞うのかに注目です。