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ベナティア、Jメディカルを訪問中

 ユベントスは公式ツイッターでメディ・ベナティア選手がJメディカルを訪問していることを発表しました。

画像:Jメディカルを訪問中のメディ・ベナティア
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 フンメルス選手がバイエルンに加入したこともあり、ベナティア選手の移籍は規定路線として報道されていました。ユベントスは買取義務付きのローン移籍で獲得を狙っていると伝えられ、昨日(13日)にガゼッタを始めとするイタリア紙が「明日、ベナティアがユーヴェのメディカルチェックを受ける」と報じていました。

 1日明けた14日、ベナティア選手はトリノにあるJメディカルを訪問しており、チェックで問題がなければ、移籍が正式発表されることになると思われます。

 ガゼッタ紙が見ている移籍金はローン費用を含めトータルで2000万ユーロ。バイエルンがコマン選手の買取オプションを行使すれば、十分にカバーできる金額であり、獲得に要する費用としては問題のない金額と言えるでしょう。

 ベナティア選手がユベントスの年俸水準にまで減給した上で、4年契約を締結するものと予想されています。

 

 4月に29歳になったベナティア選手に4年契約を締結することは問題とはなりません。また、契約が満了したカセレス選手の代わりとして質の高いCBを選手層に加えられることはメリットです。

 しかし、ルガーニ選手の出場機会をどう確保するのかが新たな問題です。

 CBの序列はボヌッチ選手が1番手。2番手をバルザーリ、キエッリーニ、ベナティアの3選手で争うことになるからです。

 3バックで戦うのであれば、CBに5選手を擁する意味はあるでしょう。しかし、4バックを主体とするチーム作りをするのであれば、CBに5選手は過剰であり、5番手であるルガーニ選手は試合に出れなくなる可能性が非常に高くなります。

 

 選手が負傷するケースは十分にありますが、シーズンを通して常にCBの誰かが負傷離脱していることは異常なことです。

 例えば、ボヌッチ選手をマルキージオ選手の位置でプレーさせてみる計画があるなら、ベナティア選手の獲得に乗り出す理由はあります。どういったコンセプトでアッレグリ監督が今季のチーム作りを行うのかに注目する必要がある移籍と言えるのではないでしょうか。