『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ミランで “不遇の時期” を過ごす結果となったボヌッチ選手がユベントスに復帰する可能性があるとのことです。現時点での可能性は低いと見られますが、状況を見守る必要があると思われます。
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ボヌッチ選手は昨夏のプレシーズンが始まった直後に移籍を志願。ミランへと旅立ったものの、新天地でチームを牽引したとは言えず。批判を浴び続ける苦しいシーズンを過ごす結果となりました。
また、ミランが UEFA の FFP による影響もあり、選手が退団の意向を匂わせていることから移籍の噂に火が付いたものと考えられます。
ただ、ユベントスにはボヌッチ選手を獲得する動機はそれほど強くありません。なぜなら、以下の理由が存在するからです。
- CB の頭数は5枚と足りている
→ ベナティアが移籍した場合の補強候補として理想的 - アッレグリ監督に “詫び” を入れる必要あり
- ミランで得ていた年俸を出す理由が見当たらない
ボヌッチ選手は「ベナティア選手が移籍した場合の代役」として理想的です。その場合であっても、ベナティア選手の売却で得た移籍金を大幅に超過する金額をミランに提示する意味は見当たりません。
また、「アッレグリ監督との衝突が移籍の理由」と見られていましたので、その “詫び” を入れる必要があるでしょう。そして、「ボヌッチ選手がミランでの給与水準を断念すること」が不可避です。
今後、どのように動くかはユベントスのフロント次第ですが、ボヌッチ選手の獲得については “買い手市場” なのです。若返りが求められている CB 陣のバランスにも気を配る必要があると言えるでしょう。
まさかの出戻りが起きるのか。移籍市場の行方に注目です。