『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ロカテッリ選手の獲得を狙うユベントスがサッスオーロから退団の可能性のある主力選手の代わりになり得る若手有望株の譲渡で交渉の妥結を狙っているとのことです。
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ユベントスがロカテッリ選手の獲得に向けて動いていることは紛れもない事実でしょう。しかし、サッスオーロ側が要求する移籍金4000万ユーロを準備することが難しい状況にあり、交渉が停滞している状況です。
ユベントスとサッスオーロのクラブ間交渉が妥結する可能性が最も高いのは「サッスオーロが移籍金+若手有望株の譲渡」で合意する場合です。
サッスオーロ以外の第3者に該当するクラブにユベントスが若手有望株を売却して現金を用立てた上で『ロカテッリ選手獲得のための移籍金』に回すことはコロナ禍で生じた経済情勢からは困難であり、こちらのシナリオが現実になる場合はロカテッリ選手以外が獲得されていることでしょう。
ちなみに譲渡候補として名前が出ている選手とサッスオーロの現・主力選手は以下のとおりです。
- CB: ラドゥ・ドラグシン
- マルロン(26)
- (デ・ゼルビと共に)シャフタール行きの噂
- MF: ハムザ・ラフィア
- ハメド・トラオレ(21)
- FW: フェリックス・コレイア
- ジェレミー・ボガ(24)
- 「今夏の移籍がベスト」と発言
- (デ・ゼルビと共に)シャフタール行きの噂
- FW: マルコ・ダ・グラサ
- ジャンルカ・スカマッカ(22)
1〜2シーズン後に「サッスオーロの主戦級選手」に近い水準にまで到達することが期待できる “同系統の若手有望株” が候補ですから、門前払いとなる可能性は極めて低いでしょう。
そのため、メディアが『金銭+若手有望株の譲渡』のシナリオを書き続けるのです。
最終的な決定権は個々の選手にありますが、サッスオーロの経営陣が青信号を灯さない限り交渉が成立することはありません。どのような形で交渉に折り合いが付くのかに注目です。