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プロスポーツチームの会計監査の監督機関を巡り、政府やスポーツ統括団体などが権力闘争を展開中

 スカイ・イタリア』によりますと、イタリア政府がプロスポーツチームの会計監査を担う “新たな監督機関” を発足させるための法案提出に向けて動いていることを受けて会合が開かれたとのことです。

 権限縮小となる FIGC (イタリア・サッカー連盟)などが反発するのは必然と言えるでしょう。

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 イギリスでは「サッカークラブの持続可能性」を目的に5部より上位に位置するサッカークラブの会計をチェックする『独立した規制当局の設置』を『白書』に記し、それを2023年2月に公表しました。

 イタリア政府のアボディ・スポーツ相がやろうとしているのは同じことです。

 ただ、『クラブライセンスの発給権限』を縮小または剥奪されることになるスポーツ団体は反対を表明。落とし所を探って関係団体との会合が行われている状況にあります。

 

 ちなみに、当事者の立ち位置は現状で以下のとおりです。

  • イタリア政府: 『独立した規制当局』を設置したい
  • FIGC: 現監督機関 Covisoc の権限が委譲されるので反対
  • レガ・セリエA: 参加チームの監査権限は自分達が持ちたいので反対
    • 北の3クラブ+ローマ: カジーニの主張に賛同した覚えはない

 各当事者が「自分達の希望」を好き勝手に表明した後に「その間にある落とし所に着地させてお茶を濁す」が定番です。

 『公平な監査基準』が適用されていれば、プロスポーツチーム側は特別な対応を必要としない訳ですし、「統括団体の権力闘争」と冷めた目で見ていることでしょう。

 

 イタリアではユベントスのジラウド元 CEO が「 “民事訴訟では無罪が確定したカルチョポリ” でスポーツ司法による制裁が撤回されずに現在も不利益を被り続けている」ため、スポーツ統括団体の権限は縮小される運命にあります。

 どのような形態で落ち着くことになるのかに注目です。