2023/24 セリエＣ第37節が行われ、ホームにフェルマーナを迎えたユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）はノンジェ選手の決勝点で 2-1 で振り切って勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 2: サヴォナ 4: ペドロ・フェリペ 5: ムハレモヴィッチ (C) |
| MF | 32: トゥリッキア（→ 10' pt. 14: ムラッツィ） 7: ハサ（→ 44' st. 21: パルンボ） 26: ダミアーニ 8: ノンジェ（→ 44' st. 11: ムバングラ） 19: ローヒ |
| FW | 44: セクロフ（→ 38' st. 29: サリフォ） 17: ジェッラ |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。前節ピネート戦と同じ先発メンバー＆フォーメーションで試合に臨みます。
最初にチャンスを作ったのはユベントス。4分にサヴォナがノンジェのスルーパスに反応してシュートにまで持ち込むも GK ボルジェットが身体に当ててブロックに成功する。
それでもスルーパスが効果抜群のユベントスは左サイドを抜け出したハサの折り返しをジェッラが右足で難なく合わせ、1-0 と先手を取る。
対するフェルマーナは22分にハサからボール奪取に成功したパポーニが間髪入れずにロングシュート。ドライブ回転のボールが枠を捉えたが、GK ダッファラが好セーブで CK に逃れる。
だが、前半終了間際の43分に左サイドで FK を獲得したフェルマーナはソレンティーノがニアサイドでのヘディングシュートを突き刺し、1-1 の同点に追い付いて前半を折り返すことに成功する。
後半は両チームともにクロスボールから勝ち越しのチャンスが転がり込んでくるものの、決定力を示すことはできず。歯がゆい幕開けとなる。
その状況で59分にボールとは関係のないペナルティーエリア内での競り合いでジェッラがスペダリエリに暴力行為を働いていたことで一発退場。ユベントスは残り30分を10人で戦うことを強いられてしまう。
ロングカウンターで相手ゴールに迫る攻撃を見せていたユベントスは80分に右 CK がファーサイドまで流れて来たところを回収したノンジェが少し中に切れ込んでから右足での強烈なシュートを突き刺し、2-1 と勝ち越しに成功する。
このままでは終われないフェルマーナは92分に左サイドからのクロスにムスラカがニアサイドでヘディングシュートを放ったが、ユベントスは GK ダッファラが横っ飛びセーブで応戦。同点弾は許さない。
結局、試合はこのまま 2-1 で終了。1人少ないユベントスが逃げ切ることに成功した。
なお、ブランビッラ監督は次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「私達は勝ちたかったですし、昇格プレーオフに向けて順位を上げることが重要でした。勝利を信じていました。リードを得た後もボールを上手く管理し、リスクはほとんどありませんでした。
最も重要なのはシーズン前半戦にフェルマーナと対戦した際に私達は最下位に位置していましたが、今ではもう1つのカンピオナートについて話していることです。
選手達の成熟を目にして来たことに偉大な満足感があります」
今節の勝利でＢチームは15勝9分13敗となり、勝点54を獲得。1試合を残してチーム史上最高の獲得勝点となりました。この結果は大きな自信になるでしょう。
ただ、せっかくの勝利に “オーバーエイジ枠のジェッラ選手” が愚行による一発退場で水を差したことは残念でした。
そうした状況下でもトップチームに帯同していたノンジェ選手が勝ち越しゴールを決めたことが朗報です。残された10人で粘り切り、限られた決定機を決め切って手にした勝点3はプレーオフを戦う上でのプラス材料になることが期待されるからです。
Ｂチームの次戦は4月28日（日）に予定されている 2023/24 セリエＣ第38節ヴィス・ペザーロ戦です。
昇格プレーオフの出場権は手にしていますが、プレーオフを勝ち進むためには1つでも上の順位からスタートしてシード権を手にしたいところです。良い形でレギュラーシーズンを締めくくることができるのかに注目です。
