国際Ａマッチデーで延期となっていた 2023/24 セリエＣ第33節が行われ、ホームにＶ・エンテッラを迎えたユベントス・Ｂチーム（= Next Gen）はダミアーニ選手とジェッラ選手のゴールで 2-0 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ダッファラ |
| DF | 2: サヴォナ 31: スティヴァネッロ 3: ストラマッチョーニ (C) |
| MF | 15: コメネンシア（→ 22' st. 19: ローヒ） 8: ノンジェ（→ 22' st. 29: サリフォ） 26: ダミアーニ（→ 42' st. 21: パルンボ） 7: ハサ 32: トゥリッキア |
| FW | 44: セクロフ（→ 37' st. 36: アンジェレ） 17: ジェッラ（→ 37' st. 9: チェッリ） |
ブランビッラ監督は 3-5-2 を選択。ミッドウィーク開催となったため、第34節アレッツォ戦からは4選手の入れ替えを実施。
トップチームに帯同するノンジェ選手が約1ヶ月ぶりの実戦出場をし、2トップはセクロフ選手とジェッラ選手のコンビで臨みます。
最初にチャンスを作ったのはユベントス。13分に右サイドでのパス交換から抜け出したサヴォナが枠内シュートを放つも、GK デ・ルシアが右足に当てて先制点は許さない。
対するエンテッラは27分に浮き球のクロスでコメネンシアの背後を取ることに成功したものの、肝心のシュートは枠を捉えず。こちらも先制の機会を逸してしまう。
スコアが動いたのは41分。ユベントスはジェッラがペナルティーエリア手前でキープをするとダミアーニに横パス。ダミアーニが放ったシュートが相手選手に当たって軌道が変わったことで GK の逆を突き、ユベントスが1点を先制する。
ビハインドを背負ったエンテッラは後半開始早々の50分にペーターマンが FK を直接狙うも枠を大きく外してしまう。59分にはボニーニのロングシュートが枠を捉えたが、これは GK ダッファラが冷静に対処。エンテッラは反撃の糸口を掴めそうで掴めない。
対するユベントスは71分にセクロフが左サイドでカウンターを発動。自らシュートにまで持ち込んだが、GK デ・ルシアに阻まれて追加点とはならず。
それでもユベントスは80分に再度カウンターを発動させるとハサのラストパスを受けたジェッラが冷静に流し込み、2-0 とリードを2点に広げる。
反撃に転じたいエンテッラだったが、残り時間で追撃ムードを高めるチャンスを作り出せないまま試合終了のホイッスル。
前後半の終了間際に1点ずつを決めたユベントスが 2-0 で勝利し、勝点3を獲得した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に以下のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督：
「Ｖ・エンテッラ戦は私達が設定した昇格プレーオフ出場に向けた重要な勝点3でした。勝利に値したと思います。ボール管理の観点からもその他の観点からも私達は素晴らしいパフォーマンスをしたからです。
もっと早い時間帯で得点できたかも知れません。しかし、均衡を破ってからは秩序立って守り、リスクはほとんどなく最終的には 2-0 にして試合を終わらせました。素晴らしいパフォーマンスを発揮した選手達を称賛しなければなりません。
次戦のチェゼーナ戦に向けて私達はエネルギーを充填しなければなりません。グループで最も強いチームとの対戦ですし、どのように相対するのかへの疑問はありません。
私達が結果を出したいのであれば、今季最高の試合をしなければならないからです」
前半から良い形で相手ゴールに迫り、先手を取った後は「前がかりになった相手をカウンターで仕留める狙い」を持った試合運びで勝ち切りました。この試合内容をブランビッラ監督は称えているのでしょう。
Ｂチームは34試合を終えた時点で13勝9分12敗で勝点48。34試合消化時点においてチーム史上で最も勝点を獲得しています。
17試合を終えた時点では “チーム史上最悪の獲得勝点” だった訳ですから、後半戦での巻き返しに成功した事実は重要です。良い流れの時に若手有望株を積極的に起用し、自信を付けさせることができるかが大事になるでしょう。
Ｂチームの次戦は4月7日（日）に予定されている 2023/24 セリエＣ第35節チェゼーナ戦です。
グループＢ優勝を果たしているチェゼーナにとっては消化試合。主力選手の一部を温存するにしても実力差があることは否定できません。その中でユベントスがどのような内容の試合をするのかに注目です。
