2023/24 セリエC第30節が行われ、アウェイでオルビアと対戦したユベントス・Bチーム(= Next Gen)はジェッラ選手の先制点を皮切りに前半だけで3得点を奪い、0-4 で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | ||
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GK | 30: ダッファラ | |
DF | 2: サヴォナ 31: スティヴァネッロ 5: ムハレモヴィッチ (C)(→ 24' st. 3: ストラマッチョーニ) |
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MF | 33: ペロッティ 29: サリフォ 7: ハサ(→ 24' st. 21: パルンボ) 19: ローヒ(→ 32' st. 32: トゥリッキア) |
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FW | ST | 17: ジェッラ(→ 16' st. 20: イオコラーノ) 44: セクロフ |
CF | 9: チェッリ(→ 16' st. 50: ダ・グラカ) |
ブランビッラ監督は前節グッビオ戦と同じ 3-4-2-1 を選択。今節はミッドウィーク開催だったため、GK・両 WB・CF の先発4選手をターンオーバーで入れ替えて試合に臨みます。
先行したのはユベントス。3分にローヒとのコンビで左サイドを突破したセクロフからのクロスにジェッラが合わせ、アウェイのユベントスが先手を取る。
先制に成功したユベントスは直後の5分にペロッティの右サイドのクロスは跳ね返されたものの、クリアボールを回収したハサがミドルシュートをゴール右上に突き刺してリードを2点に拡大する。
防戦一方のオルビアは24分にモンテバヌーリのロングシュートが枠を捉えたが、GK ダッファラがキャッチ。反撃のきっかけを掴むことができない。
ユベントスは28分にセクロフが右サイドからのクロスにヘディングで合わせるもシュートは左ポスト。それでも42分に今度はクロスを左足で落としてから右足できっちり決めて3点目を奪取。
前半で3点のリードを奪ったユベントスが勝敗の行方を決定付けて後半を迎える。
攻撃の手を緩めないユベントスは51分にジェッラのキープからチェッリにラストパス。チェッリが GK との 1対1 を冷静に制してスコアは 0-4。終戦の雰囲気が強く漂い始める。
一矢報いたいオルビアは78分にクロス攻撃からチャンスを作りかけたが、シュートを打つ寸前にスティヴァネッロがブロック。このプレーで得た左 CK からボールを押し込むも、GK ダッファラへのファールでゴールは認められず。
ユベントスは負傷で長期離脱していたイオコラーノを復帰起用するなどの調整を行いつつ、試合は 0-4 で終了。ユベントスがアウェイで勝点3を獲得した。
なお、ブランビッラ監督は試合後に次のようにコメントしています。
マッシモ・ブランビッラ監督:
「試合開始直後に2得点ですし、私達は試合に向けて本当に良いアプローチをしました。
試合に入ることを念頭に置いていましたし、最初のゴールが私達の道を切り開きました。それからの選手達はボール管理が良かったですし、さらなる得点も奪いました。あらゆる観点で素晴らしい試合でした。
私達は最後の 20m で多くのクオリティーを発揮し、正しいタイミングでゴールに襲いかかりました。オルビアにとってはスタートで出遅れたことで試合が難しくなり、私達は空いたスペースをクオリティーとスピードで突いたのです。
今日の勝利は大きいですし、私は素晴らしい試合をした選手達を祝福します」
立ち上がりに “憎たらしいまでの決定力” を発揮してリードを安全圏の2点にまで一気に拡大できたことが良い試合内容になった要因でしょう。
1点リードだとオルビアも食い下がれたと思われますが、序盤から「2点ビハインド」を挽回するのは日程的にもかなり厳しいからです。この勝利でBチームは11勝8分11敗(勝点41)としました。
前半戦終了時では「チーム史上ワースト」でしたが、シーズン後半戦は盛り返しに成功したことで「第30節を消化した時点で例年どおりの獲得勝点」に到達しようとしています。
レギュラーシーズンの残り8試合をどのように締めくくるかが来季への戦いを含めて重要になるでしょう。
Bチームの次戦は3月10日(日)に予定されている 2023/24 セリエC第31節ポンテデーラ戦です。今節で得た好感触を活かし、シーズン最終盤にラストスパートを決めることができるのかに注目です。