スタディオ・ヴィア・デル・マーレで行われた 2023/24 セリエＡ第21節レッチェ戦に 0-3 で勝利したユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督：
「私達は可能な限りの試合を勝つために取り組んでいます。静けさの中で成長していますし、試合の瞬間を読むことで大きな気付きを得ています。
今夜は難しい試合でした。私達は良いシチュエーションにありましたが、レッチェが走ってプレスを敢行して来ました。相手のペースが落ちた時に私達は明快さを維持できていたのが良かったです。
常に注意深くしていなければなりません。試合は長くなることもありますし、今日のようなサッカーもあるからです。しかし、選手たちは上手く試合に戻り、3点目を取ってくれました。
インテルとの直接対決に向けた好ポジションを確保したのは良いことです。また、何より5位チームとの勝点差を広げることができました。
近年では私達は全員が1歩ずつ共に成長しています。この道を継続する良いグループが存在しているのです。目標は不可能を可能にする挑戦をすることです。私達よりも優れた人々がいるのであれば、称賛を送ります」
マヌエレ・ロカテッリ選手：
「レッチェは常に困難を引き起こします。失点は少ないですし、勝利を手にするには成熟した試合をプレーしなければなりません。私達はそれを成し遂げました。
私達は FW 陣が得点を決めれるよう取り組んでいます。このように継続しなければならないヴラホヴィッチのことは嬉しく思っていますし、他のどの選手にとってもチームワークは報われます。このスピリットが偉大な結果をもたらすのです。
ピッチ上の1つのエリアで進化したのではありません。私達は全員が成熟度や認識度で成長していますし、これらは監督が私達に要求していることなのです。
インテル？私達はより若く、彼らは経験豊富です。私達がやらなければならないのは勝つことと成長することを考えることです。良い方が勝つでしょう。
私達がそのポジションにいるなら、私達がそれに値したということです。私達は勝利を手中に収めるつもりです」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手：
「嬉しいです。チームを助けることができましたから。このように継続しましょう。この難しいピッチで勝つことが非常に重要でした。無失点だったことも本当に良かったです。
今は次節エンポリ戦のことを考えましょう。その後にインテル戦に向けた準備です。
フィジカルは良いですし、昨シーズンと同じように真剣に取り組んでいます。違いはコンディションです。私達はこのように継続したいと思っています」
前半は落ち着かない時間帯が多かったものの、慌てることなく勝負所（に設定した後半の45分間）で決着を付ける試合運びに精神的な成長が感じられた試合でした。
ラビオ選手の欠場というアクシデントに見舞われた『左インサイドハーフ』ではミレッティ、カンビアーゾ、イリングの3選手を起用。転んでもタダでは起きない “強かさ” を発揮し、若手選手に貴重な実戦経験を与えることに成功しています。
来季以降は過密日程の関係で『ラビオ選手に完全休養を与えたい試合』が訪れると予想されます。そのことを踏まえても「ラビオ選手が不在でも成熟した試合運びで勝ち切った」という結果は自信になるでしょう。
今節出場した選手の中で良いパフォーマンスを残した筆頭格であるヴラホヴィッチ選手も「ポストプレーからの展開のパスが雑で相手にボールをプレゼントしてしまう」という反省点がありました。
こうした細かい反省点を1つずつ改善し、選手個々のレベルアップによるチーム力アップを継続することができるのかに注目です。
