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【試合後コメント】 2023/24 セリエA第13節 ユベントス対インテル

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2023/24 セリエA第11節インテル戦に 1-1 で引き分けたユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「私達は良いパフォーマンスをしました。ユベントスが首位の座が懸かった重要な試合をするのは3年ぶりのことです。私を含むグループ全体にとっても簡単ではありませんでした。私がベンチに入るのは4年半ぶりでしたから。

 金曜日にはモンツァとの試合が控えています。昨季はシーズンダブルを喫した上に無得点でした。難しい試合になるでしょう。

 今節は先制した5分後に避けられたはずの失点を許してしまいました。あの状況ではより良いプレーができたはずです。偉大なテクニックを有するインテルはスペースを得ると素晴らしいプレーをするのです。それに向けた取り組みはしていましたが、ラウタロは素晴らしかったです。

 目標がトップ4の一角を占めることに変わりありません。この引き分けで5位との勝点差9は維持しました。インテルは私達のミスを待っていましたが、私達は成熟さを示すことができました。

 ヴラホヴィッチは技術レベルやゴールに関係なく、ユベントス加入後のベストゲームでした。自分自身をコントロールしていますし、私は非常に満足しています。2ヶ月に渡って得点から遠ざかっていても全力を尽くしていましたから。

 心理面においては首位インテルとの勝点差2を維持できたことは成果です。私達に異なる認識を与えてくれたからです」

 

アドリアン・ラビオ選手:
「良い結果です。勝ちたかったのですが、難しい相手との対戦でした。カンピオナートの約半分に到達した段階であり、まだ決定的な挑戦ではありません。

 失点した場面では少しプレッシャーをかけ過ぎましたし、インテルは即座にリカバリーをしました。インテルの攻撃が強いことは分かっていますが、私達も攻撃は強みです。

 ドゥシャンの得点は彼自身が自信を得る上で重要です。彼は偉大な選手ですし、私達は彼の貢献を必要としています。ヴラホヴィッチとキエーザはピッチ上で素晴らしい感覚を有していますし、彼らとともにプレーができて嬉しいです。

 私達が得点を決めた時も私自身がパスミスをした時も私は常に自分自身を鼓舞しようとしています。私達はカンピオーネであり、そのことを認識していますが、それでもミスは起きるものです。

 試合の後半は非常に拮抗しており、絶好機を手にすることはできませんでした。次の試合に向けて改善点を考えることにしましょう」

 

ハンス・ニコルッシ・カヴィーリャ選手:
「先発であることに今日気づきましたが、そのためにハードワークをして準備はできていました。自分の個性を活かした挑戦だったと思います。

 監督からは非ポゼッション時にインテルの2トップを目立たなくするための仕事が求められ、私達がボールを持った際は自分がボールに触れる回数が減ったとしてもフリーとなるスペースを探すことを要求されました。

 私にとってのトレーニングの手本はアンドレア・バルザーリです。彼のトレーニング方法を見ることは特別な体験でした。現在のグループにはダニーロやラビオがいますし、全体的には誰もが素晴らしい姿勢で素晴らしいアプローチをしています。

 技術的な個性としては様々な役割ができることです。今日は3センターの中央でプレーしましたが、メッザーラやダブルボランチの一角としてもプレーできると思います。

 シュートを打つことはできませんでしたが、シュートは特長の1つです。次に出場機会を得た時はそれらの部分でもアピールしたいです」

 




 

 試合は「両チームともに『失点を許した攻撃の形』を再現されることを嫌って DF ラインの統率に意識を強くしたことで決定機を作れずに後半の45分が経過」した内容でした。

 インテルはシュチェスニー選手のフィードを処理したダンフリース選手がヴラホヴィッチ選手のプレスバックでボールロスト。ダンフリース選手が持ち場を離れたことで生じたスペースをキエーザ選手に突かれての失点でした。

 ユベントスはキエーザ選手がダルミアン選手にエルボーを見舞われたタイミングでゾマー選手からダンフリース選手に展開され、左サイドの守備が1人分ずつ前がかりになった状況を突かれて同点に追い付かれました。

 『サイドで生じたわずかな穴』が失点に直結したのですから、両チームがハーフタイムで修正策を施して「勝ちを狙った相手チームの雑なプレー(やミス)が出るのを待つのは常套手段」と言えるでしょう。

 

 以前だと『防戦一方での引き分け』がビッグマッチでは散見されましたが、今回は『睨み合った末の引き分け』でした。この結果を受けて試合内容が向上した手応えを監督や選手が口にするのは自然なことです。

 ビッグマッチを制するためにどのような取り組みをするのかが今後の注目点になると思われます。