スタディオ・アレーキで行われた 2022/23 セリエA第21節サレルニターナ戦に 0-3 で勝利したユベントスの監督・選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「選手たちは良い反応を見せてくれました。素晴らしい60分を過ごして 0-3 としたのですが、その後は表面的なプレーが増えて相手にゴール前でのプレーを許してしまいました。また、チャンスを逸していますし、これれが反省点です。
このようなことは起きてはなりません。サッカーの試合に終わりはないのです。
前節モンツァ戦での前半やシーズン前半戦でのサレルニターナ戦は私達がメンタル面での改善を必要としている一例です。
今日は勝利が求められた試合でしたし、選手たちは良くやってくれました。しかし、最後の30分はいただけません。序盤の10分ではもっと上手くボールを動かせたでしょう。守備の面では常に上手くやらなければならないのです。
ヴラホヴィッチ?身軽になったことで動きが良くなり、輝きも増しました。今日はテクニックに関しても良かったです。ディ・マリアも45分に渡って輝き続け、交代出場した選手たちも良かったです。
現実的に見ましょう。これで勝点26です。あと勝点14を必要としていますし、そうなった時に状況を確認しましょう。今の目標はリーグ戦の順位を上げることです」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「3試合も勝利から遠ざかっていましたので試合に勝つことが重要でした。ゴールを決めたことは重要であり、ストライカーはこのために生きています。
PK を譲ってくれたディ・マリアに感謝しています。私にとってはこのように継続することが重要ですが、常にチームとともにあります。
監督は私達ができることを知っていますし、3-0 にしたからと言って気を緩めて欲しくないのです。諦めたり、簡単なミスでボールロストをしないことは私達の成長に繋がるでしょう。
私にとっては今日が復帰2試合目でリズムを取り戻すための時間が必要です。ベストを尽くし、100% のコンディションにするプレーをするだけです」
カンピオナートでの悪い流れを止めることができた試合となりました。試合の入りには苦労したものの前半の内に2点を先行し、後半の立ち上がりに突き放せたことも収穫です。
反省点はアッレグリ監督が言及する「最後の30分」になるでしょう。試合の強度が下がったことでオープンな展開になり、“両チームに” 得点のチャンスが訪れたからです。
攻撃面では「訪れた決定機を活かし切ること」が求められますし、守備面では「相手に易々と決定機を許さないこと」が求められるのは当然です。これらは改善点ではありますが、早急な対処が必要という問題にはならないでしょう。
心配なのは左足首を痛めて途中交代となったミレッティ選手のコンディションです。ヨーロッパリーグでの起用を見据えていたチーム事情を考えると、このタイミングでの離脱はかなりの痛手となるからです。
ポグバ選手やパレデス選手も離脱中の MF 陣をアッレグリ監督がどのようにやりくりするのかが注目点になると思われます。