アリアンツ・スタジアムで行われた 2023/24 セリエA第4節ラツィオ戦に 3-1 で勝利したユベントスのアッレグリ監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「素晴らしいチームを相手にした良い試合でした。ホームで初勝利を手にすることが重要だったのです。また、ティフォージたちから多くの手が差し伸べられました。
私達は日々仕事のことを考え続けなければなりません。目標はトップ4に到達することであり、今日の試合は私達にとっての直接対決だったからです。
失点してしまったことは少し残念に思います。しかし、選手たちのリアクションを見れる機会でしたし、素晴らしい反応をしたと思います。
今は誰もが良好です。選手たちは勝利を欲していますし、ボール非保持の状況でも良い試合をしていました。フォーメーションを決めるのが難しいことは嬉しい悩みです。途中出場をしたどの選手も良い仕事をしているのですから。
カルチョには共感が大きいと私は考えています。昨季は複雑なシーズンの中で勝点72を獲得しました。今日は違います。UEFA の主催大会はありませんが、私達は戻って来ました。
もう少しバランスを見出す必要はありますが、私達は成長し続けています」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「この試合をさらに良くする唯一のことを相手に得点を許さないことだけでしょう。勝利は私達に士気を与えてくれますし、このレベルのために私達はハードワークを続けています。中断期間明けの試合がどうなるかは誰にも分からないのです。
私達はソリッドでしたし、狡猾さがあり、コンパクトで勝利に値しました。私はラツィオを祝福したいと思います。彼らは素晴らしいチームだったからです。
昨年はどの観点においても非常に難しいシーズンでした。しかし、成績はそこまで悪くはなかったですし、怒りを覚えていました。コンパクトさやグループとしての団結力を持った攻撃性が私達に偉大なことを成し遂げさせてくれます。
試合ごとに取り組んで行きましょう。
キエーザ?フィオレンティーナ時代からの長い付き合いですし、素晴らしい友情があります。遂にユベントスでも共にプレーすることができました。本当に嬉しいことです。
キエーザはチームにとって多くの観点で重要ですし、チームメイトの1人であることを私達は幸せに思っています。一緒に上手くやっていけると確信しています」
サッリ監督が率いるチームは『完全ゾーンディフェンス』で守ろうとするため、“完成し切っていないチーム状態” だと『クロス攻撃』を受けた際に綻びが生じる脆さのあります。
今節での対戦では「相性の悪さが如実に出た試合」と言えるでしょう。
ユベントス目線では相手チームが抱えている弱点を効果的に突くことができた上、先発出場した2トップが全3得点を叩き出すという結果も手にすることができました。この部分は大きな収穫です。
一方で今後の課題となるのは「チーム戦力を最大化するために出場時間を上手く分配できるか」です。
昨季までは筋肉系の負傷で主力選手がコンスタントに離脱をし、UEFA 主催大会もあったことで控え組への出場機会は特別なことをしなくても訪れる状況でした。
しかし、今季の公式戦は40試合程度に留まることが確定しています。そのため、所属選手の不満が蓄積しないように「選手が納得する起用方法や序列の付け方」が昨季以上に問われることになるでしょう。
チームとして攻守両面での成熟を図りつつ、戦力の最大化を並行して行う選手起用をすることができるのかにも注目です。