アリアンツ・スタジアムで行われた 2022/23 セリエA第24節トリノ戦に 4-2 で勝利したユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「選手たちは相対するのが難しいチームとの対戦で良い試合をしました。避けることができた2失点を許しましたが得点による良い反応をしました。
チャンピオンズリーグ圏内の4位とは勝点差10です。今日の勝利でボローニャを抜き返し、トリノを引き離しました。私達は1歩ずつ進む必要がありますし、ピッチ上では勝点50を獲得しています。
注意力を高く保たなければなりません。ナントとのセカンドレグでも準備は簡単ではなかったからです。
ポグバとキエーザの投入?異なる特徴を持つフレッシュな選手が必要だったのです。ディ・マリアの交代は残念なことですが、相手を切り裂ける選手を求めていました。
ポグバは他の選手たちと同様に上手く試合に入ってくれました。3日おきにプレーしていますし、交代選手が決定打になります。このようにプレーすれば、私達は満足感を得られるでしょう。
ラビオのプレー?彼のフィジカルを必要として配置しました。改善の必要はありますが、その役割を遂行する能力を備えている選手です。
ポグバは上手く試合に入りましたし、キエーザも同様です。ファジョーリも素晴らしい後半を過ごしました。
相手よりも多く得点すれば良いという問題ではありません。今夜のような失点をしてはダメなのです。今夜は辛抱強く得点の機会を伺いました。これは成熟の証です。
それからシュチェスニーはユベントスで200試合、A・サンドロは300試合の出場となりました。彼らにとって良いパーティーになったことでしょう」
グレイソン・ブレメル選手:
「私達は良い試合をしました。スタートは悪かったのですが、試合に勝てたことが良かったです。これが重要です。ダービーですから。
しかし、失点が私達の責任であることは明らかです。私自身は2失点目の場面でもっと上手く対応をすることができました。ただ、重要なのは勝利したことです。
4位が目標?私達はそこに到達できるとピッチ上で証明している最中です。理論上は勝点50を獲得していますが、1試合ごとに考えなければなりません」
ニコロ・ファジョーリ選手:
「継続性を見つけ出せたことを嬉しく思います。前半は技術的なミスが多く、適切なポジションを見つけることができませんでした。しかし、後半はより快適にプレーができました。
アッレグリ監督との関係性には満足しています。自信と居場所を与えてくれますし、トレーニング時にも試合と同様のアドバイスをくれます。ピッチ上での強度がシーズン序盤とは最も変わった点です。
ポグバの復帰は嬉しいです。私達は彼とのプレーを楽しむことができます。素晴らしい人物ですし、ピッチ上では怪物だからです。何ヶ月もピッチから離れてどれだけ大変だったかは私達も良く知っています。
バッレネチェア?落ち着いているように見えましたし、良い試合をしたと思います」
ダービー戦らしい一進一退の試合だったと言えるでしょう。ユベントスが先手を取る試合展開が理想でしたが、2度のビハインドを背負っても焦らずに逆転勝利を手にしたことが収穫です。
また、勝利を手にしたことで「反省点」を「改善点」としてポジティブに取り組めることも収穫です。
ブレメル選手は「自身の背中側にいたサナブリア選手の動き」をクロスが入ってくる前の段階で横目で確認できていればシュートブロックが間に合った可能性があります。こうした修正を自発的に続けられるかが鍵になるでしょう。
今節では長期離脱を強いられていたポグバ選手やユベントス復帰後の初出場を記録しました。
しばらくの間は(キエーザ選手と同様に)コンディションを見ながらの出場が続くと予想されるものの、“ピッチ上で違いを作れる選手” の復帰はチーム力の底上げに大きく貢献してくれるはずです。
3月に行われる公式戦5試合はいずれも週2試合のペースで実施されます。ポグバ選手の力が必要となることは明らかであるため、良いコンディションで試合に臨んでくれることに期待です。