ユベントスは公式サイト上でクアドラード選手が契約満了で2023年6月30日付で退団したと発表いたしました。止むを得ない別れと言えるでしょう。
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クアドラード選手は1988年5月生まれの35歳。2015年夏にチェルシーからユベントスに期限付き移籍で加入し、8シーズンに渡ってユベントスでプレーし続けました。
ユベントスでは314試合に出場。11のトロフィー獲得に貢献するなど「大功労者の1人」と言えるでしょう。2022/23 シーズンも公式戦47試合3290分に出場。まだまだ戦力として計算できる中での退団となりました。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2022/23 (出場時間率:64.9%) |
セリエA | 31 (24) | 1 (3) | 2083' |
UEFA CL | 6 (6) | (1) | 437' | |
UEFA EL | 8 (6) | 0 | 592' | |
イタリア杯 | 2 (2) | 1 | 178' | |
合計 | 47 (38) | 2 (4) | 3290' | |
全試合 | 56 | ー | 5070' |
この件に関しては「契約」が関係しているため、2022/23 シーズンでの退団やセレモニー機会に恵まれなかったことは致し方ないと思われます。
クアドラード選手は 2021/22 シーズン中に『減給に応じることとの引き換えで2024年夏までの契約延長』が打診されていましたが、『出場試合数に応じた2023年夏までの自動延長オプションが発動』していました。
つまり、(財政的に苦しい)クラブの経営側から見ると「2024年夏までの2シーズンで支払う想定をしていた年俸予算を1シーズンで使い切った」となるのです。
“予算を使い切った後で” 選手側の代理人が「2023/24 シーズンに向けて減給に応じる準備がある」とアピールした所で手遅れでしょう。クラブ側にはメリットが残されていないからです。
ヨーロッパのチームで貢献できる実力は残っていると思われるだけにクアドラード選手の残りの選手キャリアが素晴らしいものになって欲しいと思います。