ユベントスのカルヴォ CFO (Chief Football Officer) が現地3月16日のフライブルク戦の試合前インタビューでポグバ選手に関する言及を『スカイ・イタリア』に行なっていましたので紹介いたします。
フランチェスコ・カルヴォ CFO:
「この状況や今回の負傷に最も納得していない人物はポグバです。この偉大な選手はすべてが強調されています。私もユベントスが彼を放出したいとの素晴らしい見出しを目にしました。
それはありません。
ポグバは19歳でここに来ました。彼にとっての家族ですが、私達は多くのことを求める家族なのです。彼が可能な限り早期に復帰してくれることを期待しています。
私達はポグバのことを信じています。そうでなければ4年契約を締結したりはしません。私達も彼と同様に残念に思っていますし、ポグバとは毎日話し合っています。彼は私達が現状に満足していないことを知っています。
チャンピオンズリーグのラウンド16を突破したインテル、ミラン、ナポリは称賛に値します。
ただ、イタリアのカルチョはこのスタジアムを見れば一目瞭然ですが、インフラ面などでプレミアリーグや欧州の他リーグから遅れを取っています。これらの結果が全体のインセンティブになって欲しいですね。
CONI のスポーツ保証委員会での控訴審の日程が4月19日に決まったこと?重要なことです。少なくともチームはカンピオナートの最終盤で何をすべきかを知ることができるのですから。日程を知ることは重要です」
カルヴォ CFO はメディアが報じている「(一方的な)ポグバ選手の契約解除」をする考えはないと明言しました。ただ、発言を踏まえると「双方合意による契約解消」は可能性として残っている状況です。
復帰を急がしたことによる負傷・再離脱となっては本末転倒です。そのため、「待てるだけ待つが復帰後のパフォーマンスで評価を挽回すべき」との方針を “今季は” 採るものと思われます。
しかし、来季終了後には『成長令』による恩恵の有無は関係なくなります。したがって、ポグバ選手は 2023/24 シーズンも満足に稼働できないのであれば、契約解除の可能性は十分にあるでしょう。
ユベントスへの勝点15剥奪に関する CONI (イタリア五輪委員会)の控訴審は現地4月19日に実施される予定と報じられています。スポルティングとのヨーロッパリーグ準々決勝セカンドレグの前日であり、裁定の内容がチームに影響を及ぼすことは否定できません。
その時期にポグバ選手が戦線復帰をすることができているのかにも注目です。