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【試合後コメント】 2022/23 セリエA第20節 ユベントス対モンツァ

 アリアンツ・スタジアムで行われた 2022/23 セリエA第20節モンツァ戦に 0-2 で敗れたユベントスのアッレグリ監督による試合後コメントを紹介いたします。選手による試合後のコメントはありません。

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マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「今日のような前半は初めてのことでした。後半は改善されたと思います。しかし、前半の出来事は振り返らなければなりませんし、責任を持ち、全員が行なったパフォーマンスを考えなければなりません。

 アタランタ戦ではリアクションがありましたが、失点の多さは考えなければなりません。今日はモンツァが苦もなく前進していました。

 私達が勝点38を獲得したことは知っています。しかし、保持しているのは勝点23です。

 このような状況なのです。私達はシーズンに戻る必要がありますし、ナポリの前に立たなければなりません。メンタル的に追い付けないパフォーマンスが多くなり過ぎてしまいました。

 私達はピッチ上で仕事をしなければなりませんし、それができないなら出て行かなければなりません。勝点を取る必要がありますし、順位を1つでも上げなければならないのです。

 落ち着きはありますが、その一方で怒りや意地の悪さもあります。木曜日の試合はサバイバルです。どのコンペティションも優先されますし、騒動の渦中から抜け出さなければなりません」

 




 

 この試合は「5-3-2 の守備ブロックでモンツァを攻めあぐねさせてロングカウンターで仕留める」という狙いで入ったのでしょう。しかし、試合開始10分の時点で前提が崩れていることが露呈しました。

 早々に撤退して守備ブロックを構築するユベントスに対し、モンツァは「3バックの外側から斜めの動きにハーフスペースに侵入した味方への縦のスルーパス」を徹底。左右の CB を前後に揺さぶることで生み出した決定機を得点に結び付けています。

 カプラーリ選手のシュートがネットに突き刺さった時点で『プランの変更』は不可避だったのですが、アッレグリ監督は静観。プレッシャーを感じずにボール回しをするモンツァに2点目を奪われる結果となりました。

 ただ、後半では「3枚替え」と「システムを 4-4-2 に変更してのハイライン設定」でモンツァを窒息寸前にまで追い込むことはできています。

 「今のユベントスの選手層では守り切れない」という現実を “改めて” 突き付けられたのですから『(攻撃を主体とするチームへの)方針転換』を断行すべきでしょう。ゴール前にバスを停めておけば勝点を獲得できた時代は終わりを告げたからです。

 

 心ここに在らずで傭兵にすらなれない選手は切らなければなりませんし、アッレグリ監督も守備を固めて守り切るアプローチは限界と認めて方向性を修正しなければなりません。

 『ジリ貧路線』から抜け出す方針転換ができるかがシーズン後半戦での注目点になると思われます。