ルガーニ選手の代理人を務めるダヴィデ・トルキア氏が『トゥット・ユーヴェ』の取材に「クラブはルガーニの移籍に乗り気ではない」と言及しています。
ニコロ・スキーラ記者も内容を追認していることから、2023年1月の移籍市場でルガーニ選手がユベントスを離れる可能性は低いと考えられます。
ルガーニ選手は1994年7月生まれの28歳。今季のセリエAでの出場は中断前の時点で2試合・180分だったこともあり、「2023年1月の移籍市場での放出」はあり得るとの見方が有力な状況でした。
ただ、ユベントスは1月の移籍市場でルガーニ選手を放出することに消極的です。これはチーム事情も少なからず影響していると言えるでしょう。
具体的には「必要とする CB の戦力不足でルガーニ選手の立場が相対的に上がったから」です。
- 3-5-1-1 が主体となったため、CB がレギュラーで3人が必要に
- 本職の CB が盤石とは言えず
- ボヌッチ(負傷離脱中): DF ラインの押し上げに難
- ガッティ: 背後の守備が課題
- ブラジル代表組はカタールW杯による疲労を考慮する必要あり
この状況でルガーニ選手を放出するのであれば「完全移籍」か「年俸を相手側が全額負担する期限付き移籍」のどちらかです。そうしないとユベントスがトラブルに見舞われることになるでしょう。
だから、クラブ(やアッレグリ監督)は1月の移籍市場でルガーニ選手を放出することに消極的なのです。
ルガーニ選手の現年俸が割高なのは確実です。しかし、控え選手として出場した試合で好パフォーマンスを発揮してくれるのであれば、「減俸との引き換えでの契約延長」を打診するだけの価値はあります。
クラブからの契約延長オファーがあるかは今季後半戦でのパフォーマンス次第と言えるでしょう。コッパ・イタリアやヨーロッパリーグなどで出場機会は訪れると予想されるだけにルガーニ選手がチャンスを活かすことができるのかに注目です。