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プリマヴェーラ: 後半アディショナルタイムの怒涛の追い上げも実らず、PSG と 4-4 で引き分ける

 2022/23 UEFA ユースリーグ第6節 PSG 戦が行われ、ホームに PSG を迎えたユベントスは3点のリードを許すも後半アディショナルタイムに追い付き、試合は 4-4 の引き分けで終わりました。

 この結果、ユベントスはグループ2位で終えることになったため、決勝ラウンドはプレーオフ経由でラウンド16進出を目指すことになります。

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧(2022/23 UEFA YL 第6節 PSG 戦)
  選手名
GK 30: ダッファラ
DF 13: S・トゥルコ
5: デッラヴァーレ (C)(→ 25' st. 15: ドマニコ)
4: ハイセン
3: ローヒ
MF 10: ハサ(→ 25' st. 31: マンチーニ)
16: リパーニ(→ 17' st. 23: レドン)
6: ドラティオット(→ 17' st. 29: マレッサ)
11: ムバングラ
FW 9: N・トゥルコ(→ 30' st. 21: アンジェレ)
19: ユルディズ

 モンテーロ監督は 4-4-2 を選択。ユースリーグ第5節ベンフィカ戦からは右 SB のS・トゥルコ選手とボランチのリパーニ選手が新たに先発する布陣で試合に臨みます。

 

 試合は PSG が先行する。まずは6分にクリアボールを回収したカリ選手が縦に突破して左サイドから折り返すと、ハイセン選手がかき出したボールをガルビ選手が押し込んで先制に成功する。

 勢いに乗った PSG は19分にセンターライン付近でボールを受けたフスニ選手が左サイドをロングドリブルで持ち上がって右足での巻いたシュートを決めて2点目。リードを拡大する。

 対するユベントスは26分に左サイドで得た FK をハサ選手が直接狙うも GK ムーケ選手の正面を突く。一方の PSG は直後の27分にカウンターからカリ選手に3点目が訪れたが、シュートは枠のわずかに右を通過する。

 その後もユベントスはハサ選手とドラティオット選手が FK からゴールを狙ったが得点とはならず。前半は 0-2 と PSG が2点のリードを持って折り返す。

 後半で先にスコアを動かしたのはユベントス。50分にハサ選手のスルーパスに反応したユルディズ選手が右足で浮かせたシュートで GK ムーケ選手を破り、1-2 と1点差に詰め寄る。

 追い上げを図るユベントスは53分にドラティット選手からのラストパスを受けたリパーニ選手の左足シュートが枠を捕らえたが、GK ムーケ選手が横っ飛びシュートで CK に逃れて同点とはならず。

 すると57分に PSG はガルビ選手のスルーパスに反応したムントゥ・ワ・ムング選手の折り返しを中央でフスニ選手が難なく合わせて3点目を奪取。リードを2点に戻す。

 75分に退場者を出した PSG だが、84分にムバッペ選手が中盤でのボール奪取からカウンターを発動させると最後はラストパスを受けたガルビ選手が決めて4点目。1-4 と勝利を確定的にする。

 ところが、90分にロングフィードに追い付いたアンジェレ選手が折り返してレドン選手が落としたところをユルディズ選手が強烈な左足シュートを決めて1点を返す。

 失うものがないユベントスは93分にローヒ選手が入れた FK にハイセン選手が合わせて3点目。直後の94分にはマレッサ選手の浮き球パスに合わせてエリア内に侵入したアンジェレ選手が右足シュートを突き刺して土壇場で同点に追い付く。

 しかし、ユベントスの反撃はここまで。試合は 4-4 の同点で終了し、ユベントスとの勝点差を守った PSG がグループ首位で通過し、ユベントスはプレーオフ経由でラウンド16を目指すことになった。

 

 なお、モンテーロ監督は試合後に次のようにコメントしています。

パオロ・モンテーロ監督:
「この3点はチームが頻繁に結果を覆せることを意味しています。

 今日は PSG が私達よりも優れていましたし、勝利に値しました。私達の選手は決して諦めなかったですし、それを証明しました。彼らはミスが許されなければならない年齢なのです。

 しかし、私達はまだ改善しなければなりません。チームとしての守備もです。テクニックのレベルが非常に高いからです。

 選手たちから話を聞くためにグループや個人で多くのミーティングをしています。ピッチに立つのは彼らですし、ミスがあったとしても自由に自信を持って自分自身を体現しなければなりません。成長はそこから来るものだからです。

 私達は多くの試合をプレーしていますし、カンピオナートは拮抗しています。しかし、彼らの経験はトップチームで起きることの “下書き” でしかないのです」

 




 

 3点ビハインドの後半アディショナルタイムに追い付く爆発力は自信に持って良いでしょう。ただ、その一方で3失点をしてしまう守備は改善点として横たわっています。

 ユース年代では勢いに飲まれて短時間で複数失点が起こり得やすいのですが、トップチームでの対戦になるとその確率は下がります。チームとしての守備に貢献できない選手は壁に当たってしまうため、この点での改善は不可避になると思われます。

 

 プリマヴェーラの次戦は11月7日(月)に予定されているカンピオナート第11節インテル戦です。

 育成年代でもライバル関係にある強豪を相手に自慢の攻撃力を活かして勝利を手にすることができるのかに注目です。