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ユベントス、ヴラホヴィッチ側に恩恵のない『(双方合意に基づく)契約解消』を提示?

 『スカイ・イタリア』によりますと、ヴラホヴィッチ選手の放出に向けて動いているユベントスが『契約解消』を代理人に打診するとのことです。

 契約解消による恩恵が最も大きいのはコモリ GM (≠ユベントス)であり、ヴラホヴィッチ選手は恩恵をほとんど得ることができません。良い交渉アプローチとは言えないでしょう。

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 『契約解消』によってユベントスとヴラホヴィッチ選手が得る恩恵は以下のとおりです。

  • ユベントス:
    • 年俸1200万ユーロの支払い責務が消滅
    • 減価償却費(1955万ユーロ)の計上時期が変更
      • 2024/25 シーズン: 3910万ユーロ
      • 2025/26 シーズン: なし
  • ヴラホヴィッチ選手:
    • 2025年夏にフリーでの移籍が可能になる

 『2025/26 シーズンの減価償却費』として計上予定だった残存簿価の1955万ユーロは『 “ジュントリ FD が責任者だった” 2024/25 シーズンの減価償却費』として遡り計上ができる上、ヴラホヴィッチ選手に支払わなければならない年俸1200万ユーロの責務から解放されるのです。

 コモリ GM にとって「契約解消が最高の選択肢」であることは事実でしょう。

 

 しかし、ヴラホヴィッチ選手にとっては違います。

 「フリーの立場で新天地を探せる」とメリットを告げたところで、今は多くのチームがプレシーズンを開始している7月中旬。好条件の新契約を得ることは簡単ではないでしょう。

 現に、“リールとの現行契約が2025年夏に満了するデイヴィッド選手” を獲得するための熾烈な争奪戦は発生しなかったからです。

 また、「 “ヴラホヴィッチ選手と同様に2026年夏で現行契約が満了する残存簿価1090万ユーロのアルトゥール選手” に『契約解消』の打診がされていないこと」との整合性をとらなければなりません。

 アルトゥール選手は 2025 FIFA クラブW杯の招集メンバーから漏れていますし、ヴラホヴィッチ選手よりも構想外の扱いを受けているからです。

 

 チームの総人件費に占めるヴラホヴィッチ選手の割合が大きいことは事実ですが、2026年夏に現行契約が満了する選手はアルトゥール選手やマッケニー選手など複数います。

 ヴラホヴィッチ選手の案件だけに注力すれば良い状況ではないため、並行する形で交渉成果を得ることができるのかに注目です。