スタディオ・ルイジ・フェラーリスで行われた 2022/23 セリエA第2節サンプドリア戦に 0-0 で引き分けたユベントスの監督および選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督:
「サンプドリアは良い試合をプレーしました。特に前半は私達のスペースを上手く封鎖していました。
その一方で私達は少し忍耐力を欠いていました。後半は確かにプレー内容が向上し、決定機を何度も作り出し、ヴラホヴィッチのオフサイドで取り消されたもののゴールを揺らしました。
勝点3が欲しかったことは事実ですが、開幕2試合でゴールを許さなかったのはポジティブなことです。また、今夜は途中出場した選手たちのインパクトも重要でした。
状態は上がっていますし、ローマ戦を控える土曜日の夜に向けての仕事を継続します」
マッティア・ペリン選手:
「この引き分けは私達にどのような改善が必要であるかの教訓としなければなりません。もちろん、苦味は残っています。次戦に向けてより良い準備をする追加のモチベーションにしなければなりません。
2試合連続でクリーンシートだったことは非常に良い兆候です。トレーニングが上手く機能していることを確信できるでしょう。
マラッシでプレーすることは容易ではないと私達は知っています。サンプドリアのようなチームを相手にするのは困難なことです。
今の私達の目標はこれまでと同様に決意を持ってトレーニングに打ち込むことです」
後半開始からA・サンドロ選手に代えてデ・シリオ選手を投入した采配は妥当でしょう。以下のメリットが得られるからです。
- A・サンドロを下げるべき理由:
- 前半でイエローカードを提示されている
- レリスの対応にやや苦戦
- デ・シリオ投入による効果:
- ダニーロを除く DF 陣で3バックを形成できる
- その場合、対人守備力の強いブレメルが中央から釣り出されない
一方で「中盤 MF 陣の序列」は変更すべきです。「現有戦力ではロヴェッラ選手をレジスタで起用した方が(選手が持つ特性においても)中盤が攻守両面で機能する」と言えるからです。
中盤 MF 陣が抱えている課題は「監督・コーチ陣による選手の序列と採用している戦術」によって生じていると考えられるため、移籍市場で駆け込み補強に走る前に “やるべきこと” をすべきでしょう。
アッレグリ監督がパオロ・ビアンコ氏などポゼッション志向型のチームでの指導経験を有するスタッフ陣からのフィードバックをチームに落とし込めるのかが次節ローマ戦で注目点になると思われます。