『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、クリバリ選手がチェルシーに移籍したことでデ・リフト選手の後任としてクリバリ選手を候補に入れていたユベントスが補強戦略の変更を強いられているとのことです。
ガゼッタ紙が「新たな候補」として名前を挙げている選手は以下のとおりです。
- パウ・トーレス(25, ビジャレアル)
- ブレメル(25, トリノ)
- ガブリエウ(24, アーセナル)
- バジアシーレ(21, モナコ)
- アカンジ(26, ドルトムント)
- キンペンベ(26, PSG)
現行契約が残り数年の実力者が候補として報じられており、獲得オファーが門前払いとなる可能性は少ないでしょう。ただ、ユベントスが希望する金額の移籍金で交渉が妥結する可能性が低いことも事実です。
PSG とモナコは選手を安売りする必要はなく、(本命と目される)パウ・トーレス選手やガブルエウ選手は「ユベントスよりも資金力を有するクラブが興味を示す選手」です。
したがって、デ・リフト選手の放出によって手にした移籍金の半分以上を注ぎ込むことを覚悟しなければならないと思われます。
ユベントスがパウ・トレース選手の獲得に本腰を入れるのであれば、移籍金を引き下げるには「選手+金銭の交換トレード」が現実的です。
ビジャレアルのエメリ監督が評価する選手がユベントスから見て放出可能であれば理想です。
「それ以外のケースでは5000万ユーロ超の移籍金が必要になる」と考えられるため、プレミア勢などが動いていない状態でもハードルは高いと言わざるを得ません。
また、クラブ間で合意しても選手が難色を示すと移籍は成立しません。この点も予算面を考慮しなければならないユベントスにとっての制約となるでしょう。
バイエルンは “レバンドフスキ選手の移籍金としての要求額” をバルセロナから受け取ることが濃厚となっており、デ・リフト選手の移籍金の提示額を増額すると予想されています。移籍ドミノが起きるのかにも注目です。