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ザニオーロ獲得は「ユベントスの主力選手との共存システムの確立」が最大の障壁

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが今夏の移籍市場でユベントスがローマのザニオーロ選手の獲得に強い関心を示していると報じています。ただ、獲得したとしても主力選手との共存が問題になると思われます。

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 1999年7月生まれのザニオーロ選手はローマと2024年夏までの契約を有しており、選手に契約延長の意向が薄い場合は「今夏に売却した方が多額の移籍金が得られる」という状況にあります。

 ユベントスは「アッレグリ監督やケルビーニ SD がザニオーロ選手を高く評価している」と言われていますが、問題は「ザニオーロ選手をどこで起用するか」でしょう。

 ザニオーロ選手は「動き出したらファールでしか止めれないフィジカル」が武器の選手であり、サイドライン際での仕掛けは得意としていません。そのため、『トップ下』でボールに触れされることが必要となります。

 ところが、ユベントスには『ウィンガー』のキエーザ選手と『インサイドハーフ』のポグバ選手が “主力” として君臨すると予想されています。これらの条件を満たした上でザニオーロ選手を上乗せできないのであれば、獲得は見送るべきでしょう。

 

 ユベントスが長期契約を締結して主力選手と位置付ける選手とザニオーロ選手を共存させるには 4-3-1-2 が現実的な解決策になると考えられます。

  • ヴラホヴィッチ: CFとして起用。流れる際は右サイド
  • キエーザ(or ディ・マリア): 偽 CF。ボール保持時は左 WG
  • ポグバ: 左インサイドハーフ
  • ザニオーロ: トップ下

 ヴラホヴィッチ選手とキエーザ選手を2トップに配置し、攻撃時は2トップが互いの横幅を確保することで生じたスペースにザニオーロ選手やポグバ選手が侵入するという攻撃パターンです。

 この形をメインにするなら獲得は検討するに値するでしょう。

 

 とは言え、ザニオーロ選手の移籍金は5000万ユーロは必要になるはずです。MF 陣よりも補強を優先すべきポジションがあるたけにユベントスのフロント陣がどのように立ち回るのかに注目です。