アリアンツ・スタジアムで行われた 2025/26 セリエA第9節ウディネーゼ戦に 3-1 で勝利したユベントスのブランビッラ暫定監督およびヴラホヴィッチ選手による試合後コメントを紹介いたします。

マッシモ・ブランビッラ監督:
「信頼を伝え、安心感を与えようとしました。強く、経験豊富な選手達ですから何をしなければならないかは分かっています。素晴らしい試合をしましたし、勝利に値したと思います。
前半終了間際の失点は試合を難しくする可能性はありました。後半は自信と勇気を持ってピッチに入っていましたし、パフォーマンスに関して他に言うことはありません。
ユルディズは才能のある選手であり、才能のある他の選手達と同様に望むスペースを見つけられるようにする必要があります。U-23 でも一緒に過ごしましたが、理想は左サイドからスタートすること。自らスペースを発見できる素晴らしい選手です。
チームは結果が伴わない難しい時期にあり、士気も良くなかったです。選手達は強く、経験もあります。集中してピッチで良いプレーをするように告げました。クオリティーの発揮を促すだけです。
素晴らしい満足感がありますし、選手達の目に喜びが映っているのを見るにもそうです。2日間の準備で行なったことは Next Gen と大差はありません。経験した状況だけが違いました。
初日に選手のコンディション把握を行い、前日練習で試合に向けた準備を実施。スタッフ陣とラインアップを決定しました。
立ち上がりの得点は助けになりましたし、危ない状況に陥りかけた失点後の対処力が良かったです」
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ選手:
「難しい日々でしたが、集中していました。私達全員が今夜のことを考えていたのです。勝てて嬉しいのですが、継続しなければなりません。
このような状況の試合で高い集中力を90分保つことは難しいのですが、可能な限り挑戦しなければなりません。失点を許した時点で反省すべきでした。2点リードにしておくべきだったからです。
1年半で3人の監督が解任されたのですから、責任の一端は感じています。全員の責任です。今日の試合でシグナルを発する必要がありましたし、土曜日の試合で継続しなければ意味がありません。
トゥドール監督に感謝していますし、彼が残した実績やユベントスが持つ意味を示してくれたことにも感謝しています」
ブランビッラ暫定監督にとって幸運だったのは「(昨季途中に就任した関係で)トゥドール監督が引き連れて来たコーチ陣が少なかったこと」でしょう。
“クラブ側が任命していたためにチームに残っていたスタッフ陣” から『トゥドール監督のウディネーゼ戦に向けた準備プラン』を把握した上でスタメン選考や選手起用が可能となったからです。
今節のウディネーゼ戦でブランビッラ暫定監督がチームに要求したのは「ツータッチ以内でパスやドリブルのアクションを起こすこと」でしょう。ピッチ全体での「球離れの速さ」が特徴的だったからです。
ただ、“突貫工事” だったので「パス交換のタイミング」や「パスの受け手が無理な姿勢から強引に対処」などボール保持時の課題が散見されたことも事実。ボール非保持時の守備規律と共に洗練させて行く必要はあるでしょう。
ユベントスの次戦は中2日で現地11月1日(土)に開催される 2025/26 セリエA第10節クレモネーゼ戦です。チームが「ウディネーゼ戦の試合内容を再現すれば勝てる」との自信を育めたことが最大の収穫でしょう。
ユベントスが連勝街道をひた走ることができるのかに注目です。