『スカイ・イタリア』によりますと、トリノに期限付き移籍をしていたロランド・マンドラゴラ選手はフィオレンティーナへの完全移籍が有力とのことです。トリノとのクラブ間交渉が妥結しなかったことが要因と言えるでしょう。
マンドラゴラ選手は1997年6月生まれの25歳。ジェノアの下部組織で育成された中盤 MF でユベントスは2016年1月に保有権を獲得。
2018年夏にウディネーゼに完全移籍となったものの、2021年1月にユベントスが買い戻しオプションを行使。2022年夏までトリノに1年半の期限付き移籍という状況になっていました。
トリノでは一定の条件を満たすと買取義務が発生したのですが、その条件には満たさず。それでもユリッチ監督が主将を託すほど信頼される選手であり、トリノは「移籍金を引き下げての獲得」を模索している状況です。
ところが、フィオレンティーナがマンドラゴラ選手に興味を示したことで状況が一変。
フィオレンティーナが “ユベントスとトリノの間で合意した一定条件を満たした際に生じる移籍金” を拠出する意向を示したことで「フィオレンティーナとユベントスでのクラブ間合意が得られた」と『スカイ』は報じています。
マンドラゴラ選手がトリノでのプレーを熱望しない限り、フィオレンティーナが新天地となるでしょう。フィオレンティーナはカストロヴィッリ選手(左ひざの大怪我)とL・トレイラ選手が離脱したことによる “穴” を早急に埋める必要があるからです。
デ・リフト選手の去就がきな臭くなってきたユベントスはトリノのカイロ会長から「ブレメルを適正価格でならユベントスに売っても良い」と言われれば、マンドラゴラ選手のフィオレンティーナ売却を思い止まる可能性はあります。
しかし、その可能性はほぼゼロでしょう。トリノへの期限付き移籍が満了したマンドラゴラ選手の新天地がフィオレンティーナに決定するのかにも注目です。