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ユベントス、ディ・マリアに最後通牒を突き付けて結論を迫る?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、バルセロナも獲得に興味を示したとされるアルゼンチン代表のディ・マリア選手に対し、ユベントスが結論を求めたとのことです。マネーゲームに興じる気はないとの宣言でしょう。

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 契約満了で PSG を退団するディ・マリア選手ですが、選手側の希望を 100% 満たす条件を提示するクラブが “欧州では” 見当たらないことが現実です。

  • ディ・マリア選手側の条件:
    • 欧州のトップクラブでカタールW杯への調整を目的にした1年契約
    • 年俸700万ユーロ強
  • ユベントスが提示した条件:
    1. 2年契約・年俸750万ユーロ
    2. 1年契約・年俸500万ユーロ+ボーナス

 ユベントスが “奇妙な” オファーを提示しているのは『成長令』が存在しているからです。

 2年契約だと『成長令』の適用対象となるため、ディ・マリア選手の要求額を満たすことが可能です。しかし、1年契約だと『成長令』による税制優遇措置を得ることはできません。

 「2年契約締結時の総額」と「1年契約締結時の総額」の差額は約400万ユーロほどです。『2年契約締結時の費用』を1年で消費する形態の契約をディ・マリア選手と締結することにユベントスが消極的なのは妥当なことでしょう。

 

 ディ・マリア選手が他クラブへの “色気” を見せているのはバルセロナの名前が急浮上したからだと考えられます。

 バルセロナの本命はリーズに所属するブラジル代表のラフィーニャ選手と思われますが、今夏の移籍には消極的です。これは所属クラブで継続してプレーしていないと代表チームから選外になってしまう恐れがあるからです。

 そうなるとラフィーニャ選手のバルサ加入は「(カタールW杯後の)来季以降」が現実的となるため、“カタールW杯まで” のプレー機会を求めるディ・マリア選手にとっては追い風となるからです。

 チーム総年俸を削減する必要が極めて高いバルセロナがディ・マリア選手の要求額を用立てられるかは不明ですが、選手側が条件を引き下げれば加入が実現する可能性はあると言えるでしょう。

 

 ユベントスは「ディ・マリア選手とバルセロナの加入交渉」を待つ必要はありません。期日まで提示条件への返答を待ち、「提示条件では加入しない」との返答なら他を当たるべきだからです。

 後日、ディ・マリア選手側から “逆オファー” があれば『以前よりの条件を引き下げた内容』を提示して足下を見れば済むことです。ユベントスのフロント陣が上手く立ち回ることができるのかに注目です。