『スカイ・イタリア』によりますと、セリエBに昇格したズートチロルが 2022/23 シーズンの指揮官としてユベントス・Bチーム(= U-23)のザウリ監督を検討しているとのことです。“監督ドミノ” の余波が襲来したと言えるでしょう。
2022年夏はセリエAをボトムハーフで終えたクラブが契約満了などで現指揮官が不在となり、監督の玉突き移籍が起きています。
14位のエンポリはアンドレアッツォーリ監督が契約満了で退任。20位で降格となったベネチアからザネッティ監督を引き抜きました。
監督不在となったベネチアはセリエBに昇格を決めたズートチロルのヤボルチッチ監督の引き抜きを画策。ズートチロルから「契約解除金を払え」と要求される状況となっています。
ズートチロルはヤボルチッチ監督が契約を1年残した状態でチームを離れることが有力となっていることを受け、ユベントス・Bチームのザウリ監督を後任にすべく動いているという状況です。
ザウリ監督は単年契約ですから、引き抜きは難しくないと思われます。
仮にザウリ監督がズートチロルの指揮官に就任した場合、ユベントスはBチーム(= U-23)をプリマベーラのボナッティ監督に託すことでしょう。
ザウリ監督の就任経緯が「2020/21 シーズンに就任予定だったピルロ監督がトップチームの監督に就任して空位となったことでプリマベーラの指揮官からステップアップすることになったから」です。
その煽りでボナッティ監督は U-17 からプリマベーラの指揮官となりました。ボナッティ監督はプリマベーラの選手を熟知しているため、Bチームの指揮官となることで成長の継続性を期待できるでしょう。
育成部門の現場を預かる指揮官が来季以降も “現代サッカーのトレンド” に合致したスタイルで若手有望株選手の成長をサポートしてくれることに期待です。